投資した会社が約 50倍に
僕が会社を始めた頃、ビジネス書をよく読んでいたのですが、
その中で 3 名、この方々は、後々注目だろうと思っていました。
●澤上篤人 澤上ファンドで有名な低位株戦略で有名になった方
●阿部修平 スパークスの代表者
●松藤民輔 元ソロモンブラザーズのトップ営業マン
3人目の方は、僕が一番面白いと思った方です。
前者の 2名に関しては、大成功したのですが
この3人目の方には、なかなか日が当たっていない気がしていました。
松藤さんは、最近ベストセラーの書籍を出版されています。
会社名は、ジパング http://www.jipangu.co.jp/
元ソロモンブラザーズのトップ営業マンで、
金山投資の会社を設立しました。
1990年代後半に、恐慌が来て「金」が上がるだろうと予測し、
それも「金」現物に投資するよりも、金山株に投資すればレバレッジが効いて
すごいことになるだろうと考えていました。
その考えを本に書いて出版し、約 30億円ほど集め、
世界の金山株に投資をしていきました。
その時代は、金山株は、とても安価な値段だったので、
それを買い、上がるのを待つという戦略です。
本の内容は非常におもしろく、
今日は南アフリカ。明日はネバタ。といったように、
世界中の金山を見て回り、ロスチャイルドも出てきます。
僕にとっては、非常に興味深い本でした。
そして僕もいくらかその時期にその会社に投資をしました。
2000年前半になり、恐慌は来ることがなく、ずっと「金」の値段は上がらない状態でした。
本当に長い間、辛抱の時期だったと思います。
ところが最近になり、オイル、レアメタルなど現物の値段が急騰し、
サブプライムなどのおかげでマーケットがクラッシュしてきました。
世界恐慌が現時的になってきたのです。
通貨の価値も不安定な時代になっており、
もちろん金相場は、急騰しています。
その会社の資産価値は、 2 年前に比べると 10倍。
今は、 50倍ぐらいになっているようです。
資産は、大幅に増えているのですが、売り上げがない会社なので
上場をどうするか模索中だそうです。
上場したら、投資額の 100倍も夢ではないかもしれません。
とても興味深い、夢のある話ですね。
その「金」に人生をかける男の生き様は、最高だと思います。
金の値段が上がるのを待つのは、本当に苦しかったと思います。
僕も投資していたのを忘れていたぐらいですから・・
大きい成功の前は、いつも大変なのかもしれませんね。
この方の人生に栄光を