メモ:jJEom8Ii3Eの妄言より(2010/02/06) | vector_phallanxのブログ

メモ:jJEom8Ii3Eの妄言より(2010/02/06)

代表戸締役 ◆jJEom8Ii3Eの妄言
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari

書籍『本当にヤバイ!欧州経済』の著者(渡邉哲也 氏)のブログ
三橋貴明氏とタッグを組み、データを用いて分析するスタイルは非常に説得力があります。
ブログも非常にシンプルな構成で読みやすいです。
ここではタイトルと同氏が特に注目している記事の見出しを主に抜粋します。

」は渡邉哲也氏がコメントを書いている記事もしくは記事に赤字で注目箇所を記しているもの



■2月6日

第789回 FRB緊急プログラムを終了 BOA問題 スペインのマイナス成長


(トップニュース)
米FRB:緊急プログラムの一部、予定通り打ち切り
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aDslQb0XUtOs
(渡邉哲也氏の視点)
切り抜き:

FRBは4日に公表した資料で、

短期金融市場や債券ディーラー、 海外中央銀行の支援措置などを計画通り今週終了したことを明らかにした。

週間報告によれば、3日終了週のFRBのバランスシート(貸借対照表)は2兆2500億ドル(約202兆円)。

米証券会社リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが破たんする5日前の2008年9月10日は9242億ドルだった。
終了したプログラムは、

コマーシャルペーパー(CP)ファンディング・ファシリティ(CPFF)や各国中銀との通貨スワップ協定に基づく新規の貸し出しなど。
コメント:

予定通りともいえるが、各国中央銀行とのスワップを終了した。

これにより、ドルが必要な場合、市場で調達する以外無くなったともいえる。

これは米国のドルによる市場支配力の強化策とも見ることが出来る。


BOA、買収標的をリーマンからメリルに直前で変更-NY州司法長官
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=akcvJ8_BjseA
(渡邉哲也氏の視点)
切り抜き:

クオモ長官は4日、メリル買収時の対応をめぐって

BOAとケネス・ルイス前最高経営責任者(CEO)、ジョー・プライス前最高財務責任者(CFO)を証券詐欺で提訴した。

同長官は、BOAがメリルの財務諸表をわずか25時間検討しただけで同社を買収したと指摘。

08年12月5日の株主の承認を経て09年1月1日に買収手続きが完了したが、

その前にメリルの損失は数十億ドル膨らんでおり、

株主の承認採決前にBOAは損失増加を開示しなかったと同長官は主張した。
コメント:

この買収を主導したのは、バーナンキFRB議長であり、ポールソン前財務長官であったと言われている。

この案件に関しては、SECとBOAの間で罰金の支払いで終了させようという動きがあったが、

議会と司法長官が反対し、証券詐欺での提訴につながった経緯がある。



・財政難の欧州5カ国頭文字「Piigs」、バークレイズで禁句-豚を連想
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ap0byz0i011s


菅財務相:デフレ脱却へ財政・金融政策を連動させて対応
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aAI1RZoPFyUg
(渡邉哲也氏のコメント)
『財金分離』国家財政と金融を分離することで、通貨の安定を守るという基本原則であるが、

現実問題、理想論に過ぎず、これを実施出来ている国は皆無に等しい。

実際、英米も金融危機への対処策と言う形で債権の買取を拡大させており、これが金融危機緩和に大きな役割を果たしている。

逆に、欧州の場合、国家と中央銀行が切り離されていることで金融危機が悪化しており、これが大きな問題になっているのである。



(ニュースヘッドライン)
・米連邦・州の監督当局:金融機関は中小企業向けに融資を-声明
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aPG7imKxVgCQ

・12月米消費者信用残:17億ドル減、11カ月連続縮小
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a79Q5IvuxZIM


財政赤字4カ国「PIGS」、「I」はイタリアではない-ウニクレディト
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aO6ITvV1u1Zk
(渡邉哲也氏のコメント)
二軍ということである。



(コメント)
・やまちゃん

戸締役様、皆様こんばんは~菅も一応マトモな事を言ってますね。

もっとも、二番底の規模がどうなるのか次第だから、どの道二律背反の道ではある。が、ユーロ圏よりはましか。
そのユーロ圏と言えば、equus様が紹介していたリスボン条約122条で検索をかけたら、

流通科学大学の羽森直子氏が『ユーロ地域の拡大の現状と展望』という論文を発表しておるのを見つけました。
(昨年時点での)ユーロの纏めとしてはまあ良い論文ないかと思います。
掲載は流通科学大学論集―経済・経営情報編―第18巻第1号(2009)です。PDFでアップされとりますので、興味のある方はどうぞ。


・equus
支那の外貨準備、一説にはUSD3trという話も。

しかし、それに幻想を持つ人たちがいるようなので、現地の北京大学の先生の論説を紹介。
http://mpettis.com/2010/02/never-short-a-country-with-2-trillion-in-reserves/
「支那の外貨準備、全世界のGDPの5%から6%に相当するが、過去に2回、このような状態になった国がある。

一つは1920年代の米国、もう一つは1980年代の日本。その後、両国がどうなったかは、みんなが知っている。

ただし、支那が同じ道を歩むかどうかは分からないけれども」と。

要は、外貨準備は、通貨危機を防ぐ役には立っても、資産バブルの崩壊を防ぐ役には立たないということ。

役に立たないどころか、資産バブルを加速させる要因になると。「過ぎたるは及ばざるがごとし」ですかね。


・六武神Softalk All-stars

戸締り先生、今晩はでございます。

>>★予定通りともいえるが、各国中央銀行とのスワップを終了した。

>>これにより、ドルが必要な場合、市場で調達する以外無くなったともいえる。

>>これは米国のドルによる市場支配力の強化策とも見ることが出来る。

この先、緩やかにか急激にかは判りませんがドル高へ推移しそうですね。
あと三ヶ月もすれば、それなりに目に見える形で現れておるやもしれませんよね。


・equus
このところのEUR圏の経済指標、なかなか趣きが深いです。

インフレ率の推移:
http://sdw.ecb.europa.eu/home.do?chart=t1.1

失業率の推移:
http://sdw.ecb.europa.eu/home.do?chart=t1.6

財政赤字の推移:
http://sdw.ecb.europa.eu/home.do?chart=t1.11

M3の推移:
http://sdw.ecb.europa.eu/home.do?chart=t1.2

その他にも色々あります。暇つぶしに眺めるのもよいかと。
http://www.ecb.europa.eu/stats/keyind/html/sdds.en.html


・equus
昨日、書こうとして止めたネタ、某巨大掲示板でスレが立っていたので。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601080&sid=aJhBD4AeX8WA
支那の銀行の不良債権、数兆元レベルだそうです。まあ、当然の結果で、ニュース性が乏しいです。


・equus
>米連邦・州の監督当局:金融機関は中小企業向けに融資を-声明
本ブログで紹介されている記事はBloombergなんですが、元ネタはFDICにあります。
http://www.fdic.gov/news/news/press/2010/pr10029.html

これ、WSJ でも記事になっていました。
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703894304575047450391341316.html

銀行にしてみれば、リスクをとって貸すほどの相手があまりいないんでしょう。

・七資産

この週末の訃報は一件でした。
1st American State Bank of Minnesota, Hancock MN, $3.1m

ちなみにMarketWatchにこんな記事がありましたので、紹介します。
Bank failures to keep rising in 2010, despite GDP rebound
http://www.marketwatch.com/story/bank-failures-to-keep-rising-in-2010-2010-02-05


・金大好

皆様おはようございます。
BAにも貧乏神がとりついているみたいです。
http://www.afpbb.com/article/economy/2691383/5281848


・金大好

ギリシャってどんなんだっけ?海運だよな~と思いぐぐったらギリシャ大使館のクオリティが高くてびっくりしました。
http://www.gr.emb-japan.go.jp/portal/jp/country/keizainfo07.htm

あと、貼付けたものとは全く関係ないんですが、

オナシス家の遺産相続人である孫娘がブラジル人の元オリンピック選手と結婚されていたんですね。


・equus
PIIGSの内、EUR圏にとって本当に深刻なのはスペインだという人が多いです。目立つところでは、Krugmanさん。
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/02/05/the-spanish-tragedy/
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/02/06/spains-problem-illustrated/

ドイツは貿易黒字、スペインは貿易赤字。共通通貨なので、スペインは、自国通貨の切り下げによる輸出競争力アップができません。

実際に賃金を下げるか、なんらかの手段で生産性を上げるしか方策がありません。


・equus
ローカルな話題で失礼。ボストン在住なのですが、

米国北東部、ニューイングランド地方には、築100年とか50年以上の古い家が多いです。

家を買う場合、大抵は新築ではなくて中古になると思います。

中古の場合、あちこちが傷んでくるので、しばしばリモデリングやリノベーションが必要なのですが、

今年の4月からコストがかなり上昇しそうです。
http://www.nahb.org/generic.aspx?genericContentID=118467
1978年より前に立てられた住宅の場合、鉛の入った塗装がされている場合が多く、

工事には、特別な訓練を受けて、それなりの資格を持った人が法律で義務付けられると。

塗装に鉛が入っていると、小さい子供や妊婦さんに悪影響があるので、ずっと問題になってきていました。

それは理解できるのですが、古い家を売るのが難しくなりそうで、住宅市場に影響があるでしょうね。

・equus
>ギリシャ大使館のクオリティが高くてびっくりしました。
>http://www.gr.emb-japan.go.jp/portal/jp/country/keizainfo07.htm

こりゃ、すごいですね。まあ、USD建て国債発行の次はJPY建て国債発行があるかもしれないので、わかるような気もします。

ただ、税関職員とか、公務員さんのストライキがねぇ。。。投資家の嫌気を誘って、ギリシャ経済を悪化させるだけだと思うんですけど。


・equus
EUR圏における金融政策と財政政策の分離の問題は、ドイツとスペインの状況に端的に現れています。

これを判り易く説明しているMartin Feldstein さんの論説を紹介。
http://www.project-syndicate.org/commentary/feldstein16/English
タイトルは、”景気の回復局面においてEUR圏は生き残れるか”。

中央銀行の主な仕事はインフレにならないようにすることなので、景気の回復局面において、金融引き締めが行われます。

つまり過剰な流動性が抜かれ、金利が引き上げられます。

EUR圏は、経済的に必ずしも同一性が高いとはいえない国々で構成されており、

金融引き締め時においても、まだ不況から抜けていない国々があるはずで、

それらの国々の景気後退に繋がるだろうと。

そして、それは、それらの国々のEUR圏からの脱退の動機付けになるかもと。

・笛土

>ギリシャ大使館のクオリティが高くてびっくりしました。
http://www.gr.emb-japan.go.jp/portal/jp/country/keizainfo07.htm

私も、ギリシャをググってこのサイトに行きつきました。
ずいぶん客観的に自分たちを記述するな~、日本語も的確だな~、と感心しきり。

ふと我に返って、よく見ると、在ギリシャの日本大使館のサイト。
やっぱりな~、と妙に納得。

・金大好

大使館ものでエクアドル大使館からです
http://www.ecuador-embassy.or.jp/j/noticias.html
違法性を訴えて利払い停止って何?それを30ぱーで買い取りって何よ

大使館楽しすぎる


・やまちゃん

ギリシャの話題で盛り上がっていますが、

ギリシャの債務ごまかしに、なんとGSがかんでいることが判明、

それをドイツのメディアが昨日すっぱ抜いたそうです。
ソースはYahoo!ニュースか、時事通信を見てちょ。
それにしても、Yahoo!ニュースを一読した限りでは、こりゃあギリシャもロクなもんじゃないが、

GSも(小浜君が)庇える範囲を超えているってば。国家ぐるみの粉飾決算を指南するとは何事ぞ。

そのせいで首吊りの足を更に引っ張るのだから、迷惑千万極まりない。
さあ週明けから大変だ。


・equus
やまちゃん様、これですかね。
http://www.spiegel.de/wirtschaft/0,1518,676346,00.html
cross currency swapで出鱈目な交換レートを使ったという主張が書かれています。




・やまちゃん
equus様恐らくこの記事かと。(ドイツ語読めないorz)
時事通信のサイトでは金融技術とひとくくりにしているので、まだ続報があるのかも知れません。
どちらにしても、事実ならば大変な事は間違いでしょうね。


・equus
Geithnerさん、「米国がトリプルAの格付けを失うことは、絶対にない」と。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=ahGwg7V3u3Gs

そりゃ格付けする人も、自分の401kが消えてしまうのは嫌でしょうしねぇ。

狸の葉っぱみたいなフィクションも、大事な場合があるわけで。。。

しかし、米国の財務長官が、インタビューでこういう質問をされること自体が、既に信用の毀損を物語っているような。

もしかしたら、goldの値上がりを望んでいる人が質問したんでしょうかね。

・equus
Dubaiの株式市場、また下がっています。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=a_7HgogC_QcM
いわゆるrisk-off tradeの流れなんでしょうが、Dubai Worldもグダグダで進展なしですし、

発見された油田の続報もなしでは、上がりようがないと。

そういえば、三菱UFJさんが、Dubai Worldの債権者グループに加わったんですが、

口を出す利害関係者が増えたわけで、それも処理の遅延の原因にされていました。


・equus
AIG とGoldman Sachsの間の主張の違いが大きな話題になっています。
http://www.nytimes.com/2010/02/07/business/07goldman.html
AIG が破綻の瀬戸際に追い込まれた大きな原因に、Goldman Sachsなどとの住宅関連商品を回る契約があります。

腐りかけの住宅ローンを元にGoldman Sachsが作成した金融商品、AIGにデフォルトの保証をして貰っていたのですが、

住宅市場の崩壊でその金融商品に生じる損害をGoldman Sachsが過大評価することで、AIGから不正に利益を得たのではないかと。

1月28日にAIGとGoldman Sachsで行ったカンファレンスコールの記録をNY Timesが調べて記事にしているわけです。