メモ:jJEom8Ii3Eの妄言より(2010/02/01) | vector_phallanxのブログ

メモ:jJEom8Ii3Eの妄言より(2010/02/01)

代表戸締役 ◆jJEom8Ii3Eの妄言
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari

書籍『本当にヤバイ!欧州経済』の著者(渡邉哲也 氏)のブログ
三橋貴明氏とタッグを組み、データを用いて分析するスタイルは非常に説得力があります。
ブログも非常にシンプルな構成で読みやすいです。
ここではタイトルと同氏が特に注目している記事の見出しを主に抜粋します。

」は渡邉哲也氏がコメントを書いている記事もしくは記事に赤字で注目箇所を記しているもの



2月1日
第784回 ボルカー再び輝く ダボス会議 今週の予定


(トップニュース)
IMF専務理事:ギリシャから要請あれば援助の用意-EUの支援期待
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aLTIyDKLiHV4

EUのギリシャ支援計画ない、非公式協議行われている可能性=当局者
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT861840320100129
(渡邉哲也氏の視点)
切り抜き:
「進行中の協議があるとすれば、非公式な形でむしろ理論上の話だろう。
誰もが(EU加盟国の救済を禁じた)協定の存在を知っているからだ」
と述べた。
コメント:
欧州基本条約上は、加盟国や欧州連合が特定の国家を救済することができなくなっております。
また、赤字に悩まされているのはギリシャだけでなくPIGSも中東欧諸国も同じです。
ギリシャの財政赤字の原因は不可抗力ではなく、粉飾であり、救済には強い反発が予測されております。


米経済は今年緩やかにリセット、金融改革法案の早期成立重要=PIMCO
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT861868920100129
(渡邉哲也氏の視点)
切り抜き
「預金保険の恩恵を受けている金融機関から自己勘定取引を切り離すことは、基本的に理にかなっている。
これらは別のものだ。従ってここに焦点を当てることは筋が通っているが、実際の運用がどうなるか詳細を待っている」
コメント:
①大きすぎて潰せない問題、連鎖性の高いCDSなどを解消し、銀行のシステミックリスクを解消し、
 増資などを通じてそれぞれの銀行の自己資本を大きくする必要があると思います。
 その上で、それぞれの銀行が保有する債権などのリスクを適切に評価し、バランスシートに組み込む必要があるでしょう。
 現在、オフバランスシートになっている資産もその対象となると思われます。
 証券化を通じて、世界にばらまかれた有毒証券などの扱いも焦点でしょうね。
②金融によりもっとも大きな恩恵を受けてきた米国が、
 ボルカーの登場でこれを否定し始めたことが始発点となり、世界的な動きとなる可能性が高いと思われます。
 また、もうひとつの恩恵国である英国もこれに追従する可能性が高まっています。
 (ポイントは7月までの総選挙の動き)
③まずは、今週末のG7で金融規制にどこまで踏み込むかが大きな焦点と見ています。
④ボルカー氏、再登板の理由
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20100128/212455/


・政治と銀行、際立った対立 ダボス会議が閉幕
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201001310362.html


・野田財務副大臣:子ども手当、11年度からの満額支給は困難-東京
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a9K92efcdgIc


(今週の予定)
(渡邉哲也氏のコメント)
米国の金融機関決算は一巡、今週は欧州系銀行の決算集中週となります。
また、週末のG7に向けて、政府関係者の発言も大きな影響を与えると思われます。


・来週の欧州金融機関決算 ドイツ銀行、UBSなど4日に集中
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=61084
4日(木)
サンタンデール銀行(1.062ユーロ)
ドイツ銀行(6.777ユーロ)
ミュンヘン再保険(12.225ユーロ)
UBS(0.234スイスフラン)


( コメント)
・ mko**ka
>ボルカー氏、再登板の理由…
彼は「その実績ゆえに有名人だったが、生活ぶりは常に質素だった」そうですね。情報ありがとうございます。
The bussiness of America is business.働くのが第一、富は目的ではない。
これがアメリカの故郷。マサチューセッツの「普通の人」の影響でしょうかね。

・equus

東京で行われた普天間基地問題のデモ、UKのメディアで報道されています。
http://www.dailymail.co.uk/news/worldnews/article-1247281/Thousands-protest-Tokyo-U-S-military-presence-Japan.html
写真をみると年配の人たちが多いように見えます。
これが米国のブログでも取り上げられているのですが、
コメントをみると、デモの年齢層の高さとともに、統一されたプラカードの異様さが話題に。
米国のデモなんかだと、ときどき名作プラカードと呼びたくなるようなものもあります。
イラク戦争のときは、チェイニー副大統領のイラストに"Got Oil?" というフキダシがあったり。これは、"Got Milk?" のもじり。
http://en.wikipedia.org/wiki/Got_Milk%3F


・equus

>ボルカー氏、再登板の理由
原文で読みたい人は、こちら。
http://www.ft.com/cms/s/0/47155caa-0796-11df-915f-00144feabdc0.html

・POPPO
スペイン、イタリア、ポルトガル、ギリシャ、アイルランドの外債はおよそ2兆ドルもあるそうな。
で、経済評論家とかアナリストとかいう人種はのたまわった。
「ユーロ発足の前にこのボケどもの問題を解決しておくべきだった」と。w
でも、この程度なら俺でも言える。
「アメリカはサブプライムの猛毒債券を発行すべきではなかった・・・」と。w

・equus

>スペイン、イタリア、ポルトガル、ギリシャ、アイルランドの外債はおよそ2兆ドルもあるそうな。
なんとも大雑把な話ですな。どれもEUR圏ですから発行権を持たない通貨で外国から借金しているのは間違いないですが、

EUR建てなのかUSD建てなのか(為替リスク)、政府の借金だけじゃなくて民間の分も含むのかどうか、グロスなのかネットなのか、

短期なのか長期なのか(金利リスク)、長期でも償還期限が近いのがどれだけあるのか、借り手のGDPと比べてどの程度大きいのか、

借り先が偏っているのかどうか、借り先との関係はどうなのかとか、その手の話をしてこそアナリストなんでしょうに
ちなみに、これらのPIIGSからアイルランドを除いたグループは、 Club Medと呼ばれています。

この連中のロクでもないニュースを読んでいると、この連中にお金を貸したほうに問題があるんじゃないかと。

・equus

各国の対外債務の簡単な調べ方、
せっかくPOPPOさんが話をふったので、日本のメディアに出てくる似非経済評論家に騙されないように、

公開されているデータへのアクセス方法を紹介。

一番簡単なのは、世銀とBISとIMFとOECDが共同運営しているJoint External Debt Hub(JEDH)じゃないですかね。
http://devdata.worldbank.org/sdmx/jedh/jedh_home.html
各国の対外債務の額を大雑把に見たい場合:
1)左側の"Tables"のところの"Comparator"をクリック。
2)"Country"のプルダウンメニューで、調べたい国名を選択。
注:national sourceとmarket sourceで数字が異なるのは、該当ページに書いてあるとおり、カバーする範囲が若干異なるから。

・equus

各国の対外債務の簡単な調べ方(続き)、
http://devdata.worldbank.org/sdmx/jedh/jedh_home.html
各国の対外債務の内容を少し詳しく見たい場合:
1)右側の"Tables"から"Creditor/Market"を選択。
2)"Country"のプルダウンメニューで、調べたい国名を選択。
とりあえず注目すべきは、"Debt due within a year"と書いてある dとeの項目。

一年以内に返済しなければいけない対外債務が急増していると、危ないと思いますよ。
PIIGSの中では、ギリシャ、ポルトガル、アイルランドの状況が気になります。

スペインとイタリアは、それほどでもないような。

みんなの好きな南キムチも、順調に短期の対外債務を増やしていて、微笑ましいです。

・equus

EURは、昨年11月頃から主要通貨、特にUSDとJPYに対して下がり続けています。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=a.oLpKGTRgu8
ギリシャ問題に発するPIIGSのデフォルト可能性、景気回復の遅さと低いGDP成長率、財政赤字の拡大など、問題あり過ぎで、

準備通貨としての地位が低下しているという話。

・equus
TARP資金の使途を監査するSIGTARPが、米国議会にレポートを出しました。
http://www.sigtarp.gov/reports/congress/2010/January2010_Quarterly_Report_to_Congress.pdf
個人的な注目点:
56頁目 table 2.10 借金の利息を返していないところのリスト
90頁目 GM & Chrysler Old Chrysler がTARP資金を返さないです。
126頁目 figure 3.7 米国政府が無理やり住宅市場を支えている様子の図解
モラルハザードというかなんというか。。。

Satyajit Dasさんが、Botox Economy と題したエッセイを書いていますが、妥当な表現だと思います。
http://www.eurointelligence.com/article.581+M54225b93d74.0.html
http://www.eurointelligence.com/article.581+M5f00fe185e3.0.html


・equus
ギリシャ問題の日程表(今月分)、
2月3日、ギリシャが提出したStability Programmeに対して、

European Commission がReviewを発表します。公務員の賃金引き下げ、脱税取り締まり、贅沢品への課税強化が盛り込まれる予定。
2月11日、ブリュッセルで緊急会議が開かれ、ギリシャ問題が話し合われます。
2月16日、Stability Programmeに対してECOFINが最終結論発表。厳しいものになる予定で、4ヶ月以内にrecommendationを実行しないとsanctionされることに。
2月22日、10年物ギリシャ国債の売り出し。ECOFIN発表直後にギリシャ首相が米国を訪問して投資家に説明する予定。
http://www.kathimerini.gr/4dcgi/_w_articles_kathremote_1_01/02/2010_321227


・equus


http://www.ism.ws/ISMReport/MfgROB.cfm?navItemNumber=12942
PMI が 58.4% で、市場の予想より良かったです。
解説記事:
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=atXD883pNJtE
January 2010 Manufacturing ISM Report On Business


・equus

ギリシャ問題のあおりを受けたスペインの状況をフランスのル・モンド紙が伝えています。
http://www.lemonde.fr/europe/article/2010/01/30/contrainte-a-l-austerite-l-espagne-songe-a-repousser-l-age-de-la-retraite-a-67-ans_1298958_3214.html
財政赤字が絶賛拡大中だったのですが、ギリシャが市場で厳しい目にあっているのを見て、財政削減策を発表しました。

スペインは、出生率が1.4で年金問題が財政上の焦点になっています。

今回の財政削減策では、法定退職年齢を65歳から67歳に引き上げる提案をしています。

社会民主党政権なんですが、慌てていて時間が無かったのか、労働組合に相談なしに発表してしまったらしいです。
現実には62歳から63歳で仕事を辞めることが多いらしく、年金支給が2年先送りされて67歳になると、厳しくなりますね。

・equus

Obamaさんが議会に送った米国連邦政府の2011会計年度予算案、
ここからダウンロードできます。
http://www.gpoaccess.gov/usbudget/fy11/index.html
色々ありますが、まとめて全部zipファイルでダウンロードしたい場合は、こちらから。(31MB)
http://www.gpoaccess.gov/usbudget/fy11/pdf/budget.zip


・equus

米国の失業保険基金の話、
各州の基金から失業保険が給付されるのですが、失業率が高止まりしているため、

基金が底をついて連邦政府から借入れを行うケースが増えています。
http://projects.propublica.org/unemployment/
地図上、赤い色の26州が、既に連邦政府から借金して失業保険金を給付しているところ。

ピンク色のところが、6ヶ月以内に基金が底をついてしまう州。

地図上、興味のある州をクリックすると、詳しい状況が表示されます。

2009年は、2千万人が失業保険の給付を受けたそうです。
これからも、州および市町村の財政難が原因で、公務員の大量人員削減が予定されています。

従って、失業保険基金の悪化も続くんじゃないでしょうか。

・equus

>それぞれの銀行が保有する債権などのリスクを適切に評価し、
>バランスシートに組み込む必要があるでしょう。現在、オフ
>バランスシートになっている資産もその対象となる
去年の12月にコメント欄で紹介したのですが、FAS 166 と FAS 167 が1月から有効になっています。
http://www.fdic.gov/news/news/press/2009/pr09230.html
移行期間があるとはいえ、2011年半ばくらいには、完全施行されますので、米銀に関しては、

オフバランスシートからバランスシートへの資産の移行が次第に進むはず。
ちなみに、バランスシートを綺麗にしておくと、

商業用不動産ローンの悪化に伴い中小の銀行が潰れて行くに従い、それらの預金を棚ぼたで引き継ぐことが可能。

逆に言うと、リスクをとって貸し出しを増やすインセンティブがない状況。

・equus

米銀のローン貸し出し基準に関して、
The January 2010 Senior Loan Officer Opinion Survey on Bank Lending Practices
http://www.federalreserve.gov/boarddocs/SnLoanSurvey/201002/fullreport.pdf
既に基準を厳しくしているので、さらに厳しくしたところはあまりないと。借り手の需要が弱いと。
解説記事:
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=azk2sR1jOvBo


・代表戸締役 ◆jJEom8Ii3E
おはようございます。
教科書通りのバランスシート不況ですね。

個人、企業、銀行が負債を減少させ、それが内需の減少を招き、デフレを促進、実体経済をさらなる悪化に導く、

それを解消させるため、国家は財政出動などにより需要を産み出すが、それが政府の財政を悪化させる。

また、実体経済の悪化は税収減少を、、、、となるんですね。

ボルカーは量的緩和し金の流出を抑制し、それを国内に滞留させ、リフレを起こさせたいのでしょうね。