皆さんこんにちは。
ベクトル明大前店の白鳥です。
皆様お久しぶりでございます。
今日はふと思ってしまったのですが、皆さんにも知っていてほしい称賛すべきハリウッドスターのお話をしたいと思います。
『リリーのすべて。』という映画をごぞんじでしょうか。
Amazonより
2016年アカデミー賞では4部門にノミネート
主演女優賞受賞
エディ・レッドメインは2年連続のノミネートと異彩を放った作品です。
歴史上初めて性転換、トランスジェンダー手術を受けた男性とそれを支えた妻の実話をもとにした作品です。
2010年代に入って世界ではLGBTについてよく注目されるようになり、それを受け入れようとなったのはここ数年のお話です。
今となってはほとんどの人が聞いたことのあるこの「LGBT」ですがこの作品の公開当時(2016年)はセクシャルマイノリティーについて世間の風当たりはまだまだ強かったと記憶しています。
白鳥は世間的に言うストレートですがこの「リリーのすべて」を視聴し、演者の背景を知ることで大きな衝撃を受けたのです。
主演ではなくバイプレイヤーとして出演した「ベン・ウィショー」です。
私の中では「007 スカイフォール」でのQ役。
憎めないクールを気取ったナードキャラ(白鳥の意見)として人気を博したハリウッドスターです。
「パフューム」では主役、心に闇を持った調香師を演じていた彼です。
2010年代前半に多くのスターたちは勇気を持って自らのセクシャルのカミングアウトを行っていました。
今となっては個性の一つとして多くの人に理解されるようになっていると白鳥は思っています。
しかし、当時は賛否両論の嵐。彼らがドレほどの勇気を持ってカミングアウトしたかは想像もできません。
「ベン・ウィショー」もその中のひとりです。
「リリーのすべて」はジェンダーを取り上げた作品です。
その中で彼は主人公がトランスする前に恋をする「ゲイ」の役を演じていたのです。
この事実を知ったとき僕は言葉に出来ないほどの感動を得ました。物語の中にある小さな物語。
映画だけを見ていたら気づくことのなかった勇気だったのです。
きっと他の役者には出せない魅力を彼は発揮している。
ほんの数シーンの出演ではあるが輝くものがある。だから、調べ事実にたどり着けた。
そして去年公開の「007 ノータイムトゥダイ」でQがゲイであることがはっきり描写され再びセクシャルマイノリティーを演じていた。
こちらの映画は世間への考慮と言われればそれまでかもしれないが役者「ベン・ウィショー」を尊重した結果だと思います。
「JUNO」や「インセプション」
Amazonより
出演の「エリオット・ペイジ」(エレン・ペイジ)もセクシャルマイノリティーを公表し、トランスジェンダーしたことを公表していましたね。
「JUNO」の作中にこんなセリフがあります。
「最善はありのままのあなたを愛する人を見つけること。」
彼女はこの言葉をしっかりと受け取ったのかもしれない。
『マトリックス』シリーズ監督の「ウォシャウスキー姉妹」もトランスジェンダーを行った元男性です。
セクシャルマイノリティー「LGBT」はこころの病気ではなく個性で家族や友人の理解が最も大切なことだと思います。
少数は悪なのか、黒い羊はいなくならなければいけないのか。
そして賛同も否定も人に押し付けては行けない。
個人の尊重をしてほしい。と僕は思います。
急に真面目な話をしてしまいましたが「リリーのすべてを」をしたときの感想と今ある世論に僕が思うことです。
世間に注目されることはそれだけ騒がれることもあるということ。
ポリコレなど映画界に強く影響を与えている動きもあります。
もちろん称賛も批判も起こります。しかし、創作者の、演者の意志を、創作の自由を守ることもまた大切なのではないかと今一度考えてもほしいのです。
以上、ただの映画好き白鳥のお話でした。
Ps.「リリーのすべて」本当におすすめです。演技力、演出、脚本どれをとっても唯一無二。世間を動かしたきっかけを作り出した作品です。
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ベクトル明大前店スタッフ 白鳥