司法試験に挑戦したタクシー運転手
タクシーの運転席が射場守夫(38)の〝勉強部屋〟だった。
定規と下敷き板で作った簡易机。乗務の合間を見つけては、
受験参考書に読みふけった。
高卒後、岡山で「大好きな車の仕事を」と、ガソリンスタンド店員や
運転手を続けた。
給料の多くは車の改造に充て、家族を顧みない日々。
だが30歳を過ぎ焦りが募る。「技術も資格もない。どうしよう」。
偶然、乗せた客に「どうせなら最難関の司法試験に挑戦してみたら」と
言われた。
「死ぬ気でやる」と受験を運転手仲間に宣言。
「自分に酔っとんのか」。周囲の冷ややかな反応に意地になった。
だが、三度目の挑戦も失敗。「食っていくだけなら今のままでも」。
何度もくじけそうになった。そして昨年11月。法務省のホームページを
見る手が震えた。7年間、5度の受験。合格者名簿に自分の名前があった。
文句も言わず支えてくれた妻に報いたい。
「転勤で迷惑をかけずに済む弁護士がいいかな」。
射場は4月、司法修習生として人生の再出発を切る。
(2004年3月20日 日本経済新聞)
射場さんは、現在弁護士事務所にて勤務されております。
新聞には詳しく書かれていませんでしたが、詳細な
受験記はWセミナーから出版されているArticle紙にて
6回の連載をしております。
2004年11月号(Vol.224)
12月号(225)
2005年1月号(226)
2月号(227)
4月号(229)
7月号(233)
一通り読みましたが、この人は凄いですよ。
もう一つ凄いのは、Wセミナーで学んでいたのですが、
偶然にも自分が運転するタクシーに成川学長をお客さんとして
乗車させて、最初は気づかなくて話をしているうちに学長と
判り、Wセミナーの教本を出してお互いに驚いたっていう話も
凄すぎでした。
私はまだまだ努力が足りません。