SSPとの会合の準備
このような体験の後はいつもですが、私は沈思黙考して数日間を過ごしました。あまりに深く考え込んで、周囲に注意がいかなくなる程です。
頭の中ですべての詳細を徹底的に再現していたので、かろうじて地上の現実につなぎとめられているかのような感覚でした。
しかしながら、LOC(月面オペレーション司令部)でのSSP同盟との会合に備えるように、というメッセージを受け取って、すぐに私は地上のレベルに引き戻されました。
彼らは以前のある出来事の完全な報告を求めていると確信し、私は少々緊張しました。
それは、私がジークムント(訳者注:ジークムントは仮名で、ジークムント・フロイトのような髭をした空軍大佐のこと。MIC SSPの関係者。)から引き出された情報のせいで、SSP同盟が水面下に潜らなくてはいけなくなったあの出来事です。
そのために2名のSSP同盟のメンバーが殺されたことと、その他にもSSP同盟のメンバーが特定されてしまったことに、私は否応なく責任を感じていました。
退職者のコミュニティ
ゴンザレスに最近、私がコロラドから引っ越した先のエリアには空軍やCIAを退職した人々の大きなコミュニティがあるということを伝えられました。
これはハロウィーンで近所を息子と歩き回った時に確認が取れました。隣人たちの中に何人も政府機関で働いていた人がいたのです。
すぐ向かいの家の夫婦はCIAを退職した地質学者でした。
私の家の周りには、地球外存在が訪問したり迎えに来た時に生ずるエネルギーや大気の変化を監視する、センサーや装置がたくさん配置されている、とゴンザレスに言われました。
フットボール競技場にオーブが
私は地域の学区に属する地元のフットボール競技場に車で行って、そこで迎えを待つように指示されました。 午前2時頃、私は車に乗って指示された場所に行きました。
車の中で20分位待っていると、空に白いオーブが見えました。それはとても明るく、私の方に向かって下降してきました。
それから泡が弾けるように、白いオーブが消えました。オーブがあった場所に、私が以前LOCに行った時によく見覚えのあるダーツ型の宇宙船が浮かんでいました。
それは私が駐車した所と競技場の間にゆっくりと着陸しました。
私が歩いて近づくと、ドアが開きました。
中を見ると前の席に乗組員が2人だけです。その内の一人が私に乗船するよう指示しました。
私は乗り込んで座席のハーネスを締め、私たちは離陸しました。
月面オペレーション司令部
すぐに、私たちは月に近づいていきました。空の小さな点だった月が、あっという間にぶつかりそうな程大きく見えるようになる様は、驚くべきものでした。
私たちは何度かLOCが位置するクレーターを通り過ぎてしまいました。蜃気楼のような効果でLOCを隠すテクノロジーがあります。それがまだ常時作動していました。
一旦それが解除されると、緑や赤や白のライトが点灯するLOCが目下に広がりました。
着陸許可が出た、と聞こえました。LOCの近くにある穴にめがけてまっすぐ飛んでいきました。
LOCが建造された溶岩洞窟の中に入る時、LOCの釣り鐘型の構造の残りの部分が洞窟の床まで伸びているのが見えました。
宇宙船が離着陸しているベイが2つ見えました。そこから洞窟内の様々な方向に飛び立てるようになっていました。
私たちはベイの一つに離陸し、シップから降りました。乗組員たちはホームから歩き去って、狭い通路を通って金属製の階段を降りていきました。
より地下深くの階へ
私はゴンザレスに出迎えられました。彼は米空軍の制服を着ていたので、私は彼を見て「昔の衣装で変装ゴッコかい?」と言いました。
彼は厳しい顔つきをして「冗談はよせ」と言いました。
私たちはいくつか階段を降りて、小さなエレベーターに乗りました。
そこにはゴンザレスのと似た制服を着た若い女性が立っていました。
彼女は私たちに挨拶し、私たちのエスコート係だと言いました。
彼女は私たちを乗せ、カードリーダーにカードを通して、RFスキャンのようなものに手を置きました。
エレベーターがとても素早く降下を始め、私はいくつの階を通過したのかに注意を払う暇がない程でした。
前回行くことが許可された階よりも、ずっと下の階まで降りていることがわかりました。
周囲を見回して、少しがっかりしました。見えるのはドアと廊下ばかりで、地球上の研究施設などと全く同じ景色だったのです。
新たに私がアクセスしたLOCの施設の描写をアーティストと協力してイラスト化する予定です。
それをジョーダン・セイザーの新たなウェビナー・シリーズ「秘密宇宙計画の暴露」と一緒にSecretSpaceProgram.com を通じて公開するつもりです。