8月に入って2日目、毎日あづいっす。
今年で4年目、夏恒例の「真夏の夜のライヴ・アルバム特集」今日から始めます。
例年7月の中旬ぐらいから始めるのですが、今年はすっかり忘れちょりました(笑)
第一夜の今日は前作「Smokin'」からギターがピーター・フランプトンからコロシアムのクレム・クレムソンに変わり、よりソウルフルな方向性を明確にしたハンブル・パイが1973年にリリースした傑作アルバム「Eat It」。
LPは2枚組でリリースされABC面がスタジオ録音、D面がライブ録音という構成。
スタジオ盤は黒人コーラス・グループ「ブラック・ベリーズ」を前面にフィーチャーしたブルージーなソウル・ロックを展開しています。
スタジオ盤も最高にご機嫌なのですが、アルバムのハイライトはなんと言ってもD面のグラスゴーでのライヴ音源。
とにかく熱くて、ソウルフルでハードな凄まじいまでのハンブル・パイのライヴ音源を聴くと、改めて彼らはライヴ・バンドだったんだなって思います。
まずはオープンニング・ナンバーのUp Our Sleeve。
歓声に迎えられてステージに登場したスティーヴ・マリオットとクレム・クレムソンがおもむろにドライヴのかかったギターを弾き始めるあたり(35秒~)でもう辛抱たまらなくなっちゃいます。
(高校時代のバンドのライヴのオープニングでこのギターの部分だけ真似しました(笑))
MCのコールに続いてギターのリフとクレム・クレムソンのギター・ソロが炸裂、パワフルなスティーヴ・マリオットのシャウト、ワイルドなリズム隊によって生み出されるサウンドはとにかく豪快で汗が飛び散る様が目の前に浮かんで来るようですよね。
このアルバムが出た直後、1973年5月15日新宿厚生年金で観た最初で最後の来日公演のオープニングもこの曲だったっけ。
Humble Pie - Up our sleeve
続いてストーンズのカヴァーでHonky Tonk Women。
イントロでスティーヴ・マリオットがゴスペル風のアカペラで曲紹介をしてますが、来日公演でも曲間はずっとこんな感じで進行してました。
それにしてもこのめちゃソウルフルでハードなHonky Tonk Women、ぶっちゃけストーンズを食っちゃってますね。
Humble Pie - Honky Tonk Women
1991年4月20日スティーヴ・マリオットは44歳で非業の死を遂げてしまいます。
Produced By The Pie
Steve Marriott(vo.g)
Clem Clempson(g)
Greg Ridley(vo,b)
Jerry Shirley(dr)
Side-A
1.Get Down to It
2.Good Booze and Bad Women
3.Is It for Love?
4.Drugstore Cowboy" (Marriott) – 5:40
Side-B
1.Black Coffee
2.I Believe to My Soul
3.Shut up and Don't Interrupt Me
4.That's How Strong My Love Is
Side-C
1.Say No More
2.Oh, Bella
3.Summer Song
4.Beckton Dumps
Side-D
1.Up Our Sleeve
2.Honky Tonk Women
3.(I'm A) Road Runner
イート・イット/USMジャパン