今日の東京は朝から雨、午後には上がりましたが週末の土曜日はまた雨みたいです。
今日2月23日はジョニー・ウィンターの68回目の誕生日。
昨年4月の奇跡の初来日に続き、今年の5月にも再来日公演を行うジョニー・ウィンターが1969年にリリースした2ndアルバム「Johnny Winter」です。
インディーズからのデビュー作「The Progressive Blues Experiment」(1968年)に続くCBSとのメジャー契約第1弾となるのがこのアルバム。
CBSとの契約が高額だった事もあって日本では100万ドルのギタリストの謳い文句で話題になったのですが、当時中学1年だった僕はそれを見てインディーズからのデビュー作「The Progressive Blues Experiment」の方をかってしまい結局このアルバムを聴いたのは高校に入ってからでした。
バックにはデビュー作でのトミー・シャノン(bass)、アンクル・ジョン・ターナー(drums)とのトリオ編成に加えて弟エドガー・ウィンターの他、ウィリー・ディクスン、ウォルター・ホートンなどの黒人ブルース・ミュージシャンが参加しています。
次作以降次第にロック色を強めて行くジョニー・ウィンターですが、今作ではエレクトリック・ギターだけでなくドブロも使うなどバラエティに富んだブルーズ・アルバムになっています。
何と言っても聴き所はレコード会社の争奪戦となったと言うジョニー・ウィンターの指弾き、スライド、ドブロでのスリリングなギター・プレイですね。
まずはオープニング・ナンバーのI'm Yours And I'm Hers。
多重録音で左チャンネルは指弾き、右チャンネルはスライドのプレイが収録されているので、1分23秒からの凄まじいまでのソロは是非両チャンネルのギターを聴き比べてみて下さいね。
Johnny Winter - I'm Yours And I'm Hers
続いてM-2のスロー・ブルーズBe Careful With A Fool。
完全なトリオ編成でおそらくほぼ一発録りではないかと思われるバンドのアンサンブル、そして何よりも鋭角的でエモーショナルなジョニー・ウィンターのギター・ソロは圧巻です。
Johnny Winter - Be Careful With A Fool
ジョニー・ウィンター/ジョニー・ウィンター
Produced By Johnny Winter
Johnny Winter - Guitar, Vocals
Edgar Winter - Keyboards
Uncle John Turner - Drums, Percussion
Tommy Shannon - Bass
Elsie Senter - Backing Vocals
Stephen Ralph Sefsik - Alto Saxophone
Norman Ray - Baritone Saxophone
Carrie Hossel - Backing Vocals
Walter "Shakey" Horton - Hamonica
Karl Garin - Trumpet
Willie Dixon - Acoustic Bass
A. Wynn Butler - Tenor Saxophone
Peggy Bowers - Backing Vocals
1. I'm Yours And I'm Hers
2. Be Careful With A Fool
3. Dallas
4. Mean Mistreater
5. Leland Mississippi Blues
6. Good Morning Little School Girl
7. When You Got A Good Friend
8. I'll Drown In My Own Tears
9. Back Door Friend
10. Country Girl (Bonus Tracks)
11. Dallas (Bonus Tracks)
12. Two Steps From The Blues (Bonus Tracks)