1977年の3月と4月ジャクソン・ブラウンは2ヶ月連続で来日した。


3月は単独での初来日ツアー、翌4月は晴海で行われたイベント「ローリング・ココナッツ・レビュー・ジャパン・

コンサートへの参加だった。


当時、京都で学生生活を過ごしていた僕は3月に大阪のコンサート、4月に神奈川県の実家から晴海のイベントまでジャクソン・ブラウンを追っかけた。


そして、この年の年末にリリースされたのがジャクソン・ブラウンの5thアルバム「Running On Empty」だった。


当初は2枚組のLIVEアルバムと言う話もあったらしいが、最終的にはLIVE録音、楽屋、ツアー中のホテル、移動のバスでの演奏が収録された1枚物の、しかも全てが新曲のアルバムとして発売された。


全ての演奏をダニー・コーチマー、クレイグ・ダーキ、ラス・カンケル、リーランド・スクラーといったセクションの面々+デヴィッド・リンドレー、ローズマリー・バトラーが全ての演奏を担当している事もあり、様々なスタイルの

レコーディングが行われていながら全く散漫な事の無いまとまりのあるアルバムとなっている。


そしてなんといってもこのアルバムを象徴しているのは1曲目のRunning On Emptyだ。


非常にストレートでシンプルなロックン・ロール・ナンバーを敢えて1曲目に置いた彼の心境はいかばかりだったのであろうか。


Jackson Browne - Running on Empty 1977



記憶が定かじゃないんだけど初来日の際にこのナンバーを演奏していたような記憶が」あるんだけど覚えている

方いらっしゃいますか?


それからこのアルバムの特徴的な事はこれまで一部の共作曲を除いて全ての曲がジャクソン・ブラウンによるものであったのに対して、今作では10曲中2曲がジャクソン・ブラウン、4曲が共作曲、そして4曲が彼以外のアーティストによるナンバーである事だ。


4曲目のYou Love The Thunderも1曲目のRunning On Emptyと同様にジャクソン・ブラウンが手がけたナンバー。


この曲も非常に力強さを感じさせるメロディーとアレンジが印象的だ。


B面2曲目のLove Needs A Heratはジャクソン・ブラウン、ローエル・ジョージ、ヴァレリー・カーターによる共作でヴァレリー・カーターも「The Way It Is」で取り上げている。


セクションのメンバーの歌心を最大限に引き出すバッキング、デヴィッド・リンドレイのスライド、ローズマリー・バトラーのヴォーカル&コーラス全てが素晴らしい。

Running on Empty/Jackson Browne

You Love The Thunder、Love Needs A Heratの試聴はこちらヘッドフォン