今日は梅雨の中休みでちょっと蒸し暑い一日だった。

こんなすっきりしない日にぴったりなのがジェイムズ・テイラーが1975年にリリースした6thアルバム「Gorilla」だ。


ジェイムズ・テイラーの声ってどうしてこんなに包み込むように優しくって暖かくって艶があるんだろう。


このアルバムでの彼の歌声はすごくリラックスしていてとても癒される。


プロデューサーにレニー・ワロンカーとラス・タイトルマン、ストリングス・アレンジにニック・デカロを迎えロスアンジェルスでレコーディングされた。


バックには気心の知れたダニー・コーチマー、ラス・カンケル、リーランド・スクラーの3人に加えヴィクター・フェルドマン、ミルト・ホランド、アンディ・ニューマーク、ウィリー・ウィークス、クラレンス・マクドナルド、デヴィッド・サンボーン、ローエル・ジョージ、デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュなど多彩な顔ぶれが参加している。


これまでの泥臭くて牧歌的なアルバム・ジャケットから一転してちょっと都会的なファッションに身を包んだジェイムズ・テイラーの写真のイメージ通りサウンドも全体的に洗練されたものになっている。


名曲ばかり収録されたこのアルバムから数曲ピック・アップするのはほとんど不可能と言って良いんだけど今日は3曲ほど紹介したい。


アルバム1曲目に収録されたMexicoはデヴィッド・クロスビーとグラハム・ナッシュがバック・コーラスに参加したポップでトロピカルなナンバー。


このアルバム全体のサウンドを象徴しているかのような明るいトーンの曲だ。


3曲目のマーヴィン・ゲイのカヴァーHow Sweet It Is(To Be Loved By You)は当時の奥さんだったカーリー・サイモンがバックに参加したラヴ・ソングで全米チャートの上位に入ったヒット曲。


デヴィッド・サンボーンのサックスが都会的な雰囲気を醸し出している。


最後の1曲はとてもじゃないけど絞りきれないので敢えてローエル・ジョージが参加したB面4曲目のAngry Bluesを選ぶ事にする。


ブルージーで泥臭いサウンドをバックに一聴してローエル・ジョージとわかるスライド・ギターが印象的なナンバー。


数あるジェイムズ・テイラーのアルバムの中でも大好きな1枚がこのアルバムである。


Gorilla/James Taylor

Mexico、How Sweet It Is(To Be Loved By You)、Angry Bluesの試聴はこちらヘッドフォン