ライクーダーのアルバムのジャケットってそれぞれの作品のサウンドをうまく表現しているようでけっこう好きです。

中でも「Into The Purple Valley 」「Chicken Skin Music」と今日紹介する「Paradise And Lunch」の3枚のジャケットは特にお気に入り」です。


「Paradise And Lunch」はライ・クーダーの4thアルバムとして1974年にリリースされました。


前作の「Boomer's Story」がノスタルジックで哀愁を帯びたブルージーなサウンドだったのに対して、ジャケットのイメージ通り暖かい南国の日差しを浴びているかのような空気感が全体に漂ってます。


プロデューサーはレニー・ワロンカーとラス・タイトルマン、バックにはジム・ケルトナー(dr)、ミルト・ホランド(per)、ラス・タイトルマン(b)、クリス・エスリッジ(b)、ロニー・バロン(key)、アール・ハインズ(p)などが参加。


従来のアメリカのルーツ・ミュージックをライ・クーダー流に料理したアーシーなサウンドにプラスして中南米

サウンドの味付けがブレンドされているのが今作の最大の特徴です。


2曲目のTattlerはリンダ・ロンシュタットもカヴァーしているキャッチーでポップなナンバー。


ニック・デカロのストリングス・アレンジとあいまってちょっとメキシカンなアレンジはこれまでのライに無かった

サウンド・カラーです。


5曲目のボビー・ウーマックのヒット曲It's All Over Nowのトロピカルなアレンジも彼ならでは。


ストーンズやフェイセス他、様々なアーティストがカバーしているがライのヴァージョンのユニークさはとても

印象的。


ラストのDetty Wahha Dettyはライのアコースティック・ギターとジャズ・ピアノの巨匠アール・ハインズの2人だけによるホンキー・トンク調のブルージーなナンバーで聴き応え十分。


この後の無国籍なサウンドを予兆させつつあくまでロックなサウンドと、いつもながらのライ・クーダーの飄々としたヴォーカルがとても魅力的なアルバムですね。


Ry Cooder - Jesus On The Mainline


Paradise and Lunch/Ry Cooder



Tattler、It's All Over Now、Detty Wahha Dettyの試聴はこちらヘッドフォン