決してうまくはないんだけど、すごく味わいのある歌声が魅力的なアーティストってけっこう多いような気がします。

ネイティヴ・アメリカンのミュージシャン、ジェシ・エド・デイヴィスもそんな1人。


僕が彼を知ったのは1972年の2ndアルバム「Ululu」が最初でした。


ジョージ・ハリソンのバングラ・デシュ・コンサートに出ていた映像を見たのが彼を知ったきっかけだったような気がするけどちょっと記憶が定かでありません。


朴訥とした素朴な歌声はある方の言葉を借りればスルメのように聴き込むほどに味わいが増して来ます。


Farther On Down The Road、My Captain、タイトル曲のUluluでの切ないヴォーカルはたまらなく心に染みました。


もう一つの大きな魅力が彼のスライド・ギター。


シンプルでブルージーな独特のフレージングは派手さはないもののヴォーカル同様に味わい深い。


バック・ミュージシャンにはレオン・ラッセル、ドナルド・ダック・ダン、ジム・ケルトナーなどが名を連ねていて、彼らならではの泥臭いサウンドが展開されています。


ザ・バンドのカヴァーStrawberry Wineの彼なりの解釈によるアレンジも面白かった。


そんな彼も残念ながら1988年に43才の若さで亡くなってしまいました。


Jesse Davis / Ululu/Jesse Ed Davis

Farther On Down The Road、My Captain、Ululuの試聴はこちらヘッドフォン