- 僕がThe Bandと初めて出会ったのは高校1年生の時に発表されたLIVEアルバム「Rock Of Ages 」だった。
このアルバムでThe Bandの魅力を知り、旧作を少しずつ遡っていった。
何故なのだか良く覚えていないんだけど、Rock Of Agesの次に聞いたのが2ndアルバムのThe Band。
多分アルバム・タイトルがバンド名を冠していたのと、ジャケットの雰囲気に惹かれたっだったからのような気がするのだが今一つ自信が無い。
当時のメンバーの年齢は25才~30才前後だったはずだが、僕の目にはどう見ても40才を越えたおっさんの
集団にしか見えなかった。
正直言うと第一印象は芳しくなっかった。当時の高校生の耳にはあろう事かスカスカの音に聴こえてしまった
のだ。
今から思うとその頃、ツェッペリン、ディープ・パープル、YES、EL&P、T.REX、デレク&ドミノス、オールマンなんかを並行して聴いていたのだから自分でも訳がわからない音楽嗜好だったし、当時は普通になんでもありだったように思う。
でも、高校1年生の僕は買ったLPを絶対に無駄にしまいと何回も何回も聴きまくった。
繰り返し聴いていくうちにスカスカに聴こえていたサウンドの隙間に隠れているグルーヴ、ロビー・ロバートソンの
ヘタウマ・ギターのすごさに気がついた僕はすっかりThe Bandにはまっていた。
以前、きゃみ~♪さん が言ってたけどThe Bandはスルメだったのだ。
結局、Islandまで全てのアルバムを追いかける事になったのだけど、そのきっかけになったのはRock Of Ages~The Bandの順番で聴いたからだったのかもしれない。
The Band - Up On Cripple Creek (Live-1970)