- リタ・クーリッジを初めて知ったのは映画館で見たジョー・コッカー/マッド・ドッグス&イングリッシュメンでの映像と後日サントラ盤で聴いたSuper Starでの歌声だった。
1971年に発表されたこの1stソロ・アルバムを聴いたのはその翌年、高校に入ってからだったと思う。
当時は半分位しかわからなかったが、今にして思うと改めてものすごいメンバーが参加している。
キーボードはブッカー・T・ジョーンズ、ギターはスティーヴン・スティルス、クラレンス・ホワイト、ライ・クーダー、ジェリー・マッギン、マーク・ベノ、ベースはクリス・エスリッジ、ドナルド・ダック・ダン、ドラムはジム・ケルトナー
などなど。
このアルバムの中で僕が好きなのはヴァン・モリソンのカバーのCrazy Loveとオーティス・レディングのカバーのHappy Songだ。
どちらも気負う事の無いピュアなヴォーカルが魅力的である。2曲とも僕の学生時代のバンドのレパートリーにもなった。
また、ヴァン・モリソンはこのCrazy Loveがきっかけで知った。
他にも、ニール・ヤング、マーク・ベノのナンバーを手がけている。
後にWe Are All Aloneなどがヒットしてメジャー・アーティストの仲間入りをする彼女であったが、僕は未完成で素朴なこの頃のリタ・クーリッジが今でも大好きだ。
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