学園1―9大阪桐蔭(30日・舞洲)
大阪桐蔭が2004年以来2度目となったPL学園との決勝を制し、桑田真澄と清原和博のKKコンビを擁した1983~85年のPL学園以来、史上2校目の夏の大阪大会3連覇を達成8度目の夏切符をつかんだ中学時代に内閣府が実施した作文コンクールで「内閣総理大臣賞」を受賞するなど、異色の経歴を持つ主将の中村誠左翼手(3年)が、3安打1打点で優勝に貢献した
最後の打者のボールが森晋之介中堅手のグラブに収まると、中村は右手を大きく突き上げた04年の大阪大会決勝で敗れたPL学園にリベンジ痛みの残る鼻をかばいながら、マウンドにできた歓喜の輪に飛び込んだ「素直にうれしい昨年までいたスターはいないが、声と足が今年の強みです!」頼れる主将は、喜びで顔をくしゃくしゃにさせた
強さが際立った大阪桐蔭の、中心にいたのが中村だ1点を先制した直後の2回2死二塁から左越えの適時二塁打7点リードの7回2死三塁からは「鼻は気になりません思い切り走った」と、二塁へのゴロで一塁へ気迫のヘッドスライディング二塁手の悪送球を誘い、ダメ押し点をもぎ取った
22日の3回戦(対大冠)で顔面に死球を受け、鼻骨を骨折しただが、手術を受ける必要がなかったため、4回戦(対阪南大高)を欠場しただけで26日の5回戦(対箕面東)から決勝まで出場を続けた鉄人今大会は26打数12安打の打率4割6分2厘、1本塁打6打点と大暴れし、チームをけん引した
中村は、志摩中(福岡)時代は野球以外でも輝かしい実績を誇る「糸島ボーイズ」で野球をしながら、学校では陸上部に所属3年時に「全日本中学校陸上競技選手権」に出場し、男子400メートル走で49秒82をマークして優勝した運動だけでなく、同年に内閣府が全国規模で行った作文コンクールでも、障害者となった友人との交流を書いた作品で、最優秀賞に当たる「内閣総理大臣賞」を受賞文武両道を絵に描いたようなエリートに、西谷浩一監督(44)は入部してすぐに「将来は(絶対)主将にしようと思った」とほれ込んだ
大阪では史上2校目となる夏3連覇の偉業を達成した昨夏の甲子園ではベンチ入りできず、ボールボーイを務めた中村「甲子園で優勝するのが最大の夢最高の夏にしたい」と、今度は野球で全国の頂点を目指す(花住 宏一)
スポーツ報知 7月31日(木)7時4分配信
【神奈川】東海大相模・吉田、20K!新記録あと1でまさかの交代も貢さんに捧ぐ甲子園
決勝を制し、スタンドの応援団に向かって駆け出す歓喜の東海大相模ナイン
◆第96回全国高校野球選手権神奈川大会 ▽決勝 向上0―13東海大相模(30日・横浜スタジアム)
東海大相模が4年ぶり9度目の夏の甲子園出場を決めた今大会初先発した背番号11の2年生右腕・吉田凌が9回2死まで投げ、20奪三振神奈川大会の1試合最多奪三振タイ記録をマークした打線は3本塁打で13得点大会を通じてチーム11本塁打も大会タイと、記録ずくめの大勝となった東海大時代に故・原貢氏の下でコーチを務めた門馬敬治監督(44)は恩師に勝利をささげ、感激の涙これで東海大系列としては史上最多の4校が夏の甲子園に出場する
140キロ台の直球と打者をあざ笑うかのようなスライダー威力は最後まで衰えなかった9回1死二塁吉田の135球目は鋭く落ちた20個目となる三振を空振りで奪った
「(記録は)全然知らなくてそんなにとった感じはなかったので驚きました」1投手の20Kは神奈川大会最多奪三振タイ記録新記録に王手をかけたところでエース・青島凌也にマウンドを譲ったが、8回2/3を3安打無失点毎回奪三振の好投で、チームを頂点に導いた
圧巻は序盤の3イニング7者連続三振などで9つのアウトをすべて三振で奪ったこれまでの自己最多は、今春の花巻東との練習試合での18奪三振今夏5登板、17回1/3を投げ39Kは脅威の数字だ
神奈川が1代表制となった1948年以降の決勝では、12年に桐蔭学園戦で桐光学園の松井裕樹(楽天)がマークした15奪三振を抜く最多記録となった「一番自信がある」という縦のスライダーだが、参考にしているのは、その松井のスライダーだった「あんな変化球があれば、抑えられるかもしれない」と写真や映像で徹底的に分析リリースポイントを真似し、自分流の握りと融合させ完成させた
昨夏の準決勝の横浜戦先発を任されたが、5回2/3を7安打4失点先輩の夏を終わらせてしまった後悔の念がある「振って欲しい変化球を振ってくれなかった」三振もわずか2つ横の変化のスライダーだけでは通用しないと痛感ブルペンで多い日は300球近くを投げ込んだが、その半分は“縦スラ”の習得に充てた大一番でその成果が出た
次は甲子園昨夏の優勝投手の高橋光成(前橋育英)や球場を沸かせた安楽智大投手(済美)らは、2年生で脚光を浴びた「夢は日本一神奈川に優勝旗を持って帰る」と意気込む激戦区・神奈川に現れた怪物右腕がこの夏、甲子園の主役へ名乗りを上げた(秦 雄太郎)
◆吉田 凌(よしだ・りょう)
▽生まれと経歴 1997年6月8日、兵庫県西脇市出身17歳小学1年生から西脇スポーツ少年団で野球を始め、西脇東中では兵庫北播シニア(硬式)に所属し、投手2年夏に全国3位同年にシニア日本代表として世界大会8強兵庫北播シニアでは、130キロ台中盤の直球をマーク東海大相模では1年春からベンチ入り昨夏4回戦の逗葉戦では5回参考ながら完全試合
▽100校から誘い 高校進学時に関東、関西などの強豪100校から誘いを受けたというその中から中3の夏、サーティーフォー相模原球場で見た東海大相模の「タテジマ」に憧れて入学を決意
▽サイズと投打など 181センチ、72キロ靴のサイズは27.5右投右打遠投は115メートル
▽家族構成 両親、3人の弟と、妹の5人きょうだいの長男
◆東海大相模(相模原市)1963年創立の私立校生徒数1819人(うち女子753人)野球部は創立と同時に創部部員数88人センバツは9度出場し、優勝2度、準V2度夏は優勝1度、準V1度主なOBに原辰徳(巨人監督)、森野将彦(中日)、菅野智之(巨人)、山下泰裕(柔道)
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◆大阪桐蔭(大東市)1983年創立の私立共学校生徒数2323人(うち女子921人)野球部は88年に創部し、部員数58人センバツは6度出場2012年に7校目の甲子園春夏連覇OBは中村剛也(西武)、中田翔(日本ハム)ら多数
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