チャーリーとチョコレート工場(ネタバレあり) | 大橋リテイのラジオムービーダイアリー

チャーリーとチョコレート工場(ネタバレあり)

結構前に チャーリーとチョコレート工場 を映画館で見てきました。

原作は小説でチョコレート工場の秘密という名前で出版され、

一度夢のチョコレート工場という名前で映画で公開されています。

難しいこと抜きで言うとなんだか楽しげで色々あったなぁという印象。


これはジョークの数々をカラフルな美術が演出してる、ファンシーな映画。

ブラックさもあったりしますけど深くはない。

なんと言ってもウンパルンパが大挙して出て来たのには笑えました。

あとジョニー・デップが良い味だしてるなぁと

この映画はチョコレートのような甘みを持つ映画です、

ただ、味つけさえ気にしなければ。



さて、これ以下はネタばれありで踏み込んだ見方になりますので

未見の方、これから見ようという方は読まないほうがいいです。


工場のテンポや編集で色々ありますが、そこは割愛の方向で。

物語中心で言うと序盤、チャーリー中心に進み、

家族の優しさなど泣ける物語が展開されていきますが、

色んなとこで取りだたされてる

チャーリーがお金を拾ってチョコレートを食べるシーン、

あそこがこの物語のポイントになります。


お金は警察に届けましょうっていうのは海外では必ずしもそうではないそうですが、

このシーンにはもう1つ重要な要素が隠されています。

むしろ問題なのは何故一枚のチョコレートを皆で食べようと言ってた

チャーリーが急にそんな行動に出たかで、

そういう動機が書かれていない。

原作読んだ人の話では、チャーリーは餓死しそうになってたので

家族に内緒で食べたそうですが、

ならここはこんな簡単に流してはすじがわからなくなります。

私はチャーリーに同情して、彼の視点から世界を楽しもうとするのに、

そのチャーリーが分からなくなってはもうドラマとしての意味は薄い。


その後も父親と仲直りして何故かチャーリーと暮らすウォンカ

(父はいいのか?)、

いつの間にかウォンカと暮らそうと決めてるチャーリー、

そういった、とにかく台詞が足りない。残るのは疑問ばかり。



ここからは仮定になりますが、もしかしたらティムバートン監督は

映画の隙間をわざと作り、観客に自分で物語を補ってもらう余地を残してるのかも知れません。

そうなると台詞主義の私と合わないのは仕方のないことなのかも。

しかし、この話は登場人物か物語りに肩入れしない限りラストで置いていかれるので、

ウォンカさんに最初から肩入れするつもりで見ると楽しめます。