外国人客用雲仙観光ホテルは時の政府が外貨獲得のために全国に十三軒建てた洋風ホテルのうちのひとつである。本館はすべて洋室。案内されて二階の客室棟に登る。四角い柱に丸太を使った手すり付の階段は、光がたっぷり差し込み、吹き抜けの広い空間を通って二階の客室に至る。階段を登り切った二階の踊り場は、広間のようにゆったりとしたスペースがとられ、白と深い木の色でデザインされた壁が奥へと伸びる。外国人客用に建てられたリゾートホテルのため、ドアの取っ手がどこも高い位置に付けられている。