もう先々週のハナシですが、遅ればせながら、やっと観てきました。
毎回楽しみにしていた新劇場版シリーズ、確か公開はお正月ごろ。待望の完結編だったのに、なぜここまでシアターまで足を運ばなかったのか？スターウォーズのEP7～9は封切初日に行っていたというのに(笑)
それは、前作「新劇場版：Q」があまりに状況の飛躍が激しく、構成も複雑かつ全体的にネガティブな内容だったため、どうしても続きが見たいという気にならなかったのです。
また、ちょうど「Q」が公開されたときに時を同じくして、これまた待望のリメイク作品「宇宙戦艦ヤマト２１９９」が公開され、それが期待以上の内容で、エヴァと違ってあまり奇をてらわないこの昭和の名作に胸躍らせていた、というのも大きな要因でした。
で、５月も終わるころにようやく重い腰を上げて見に行ったわけですが、いやぁ、凄かったですね。
ストーリーの方は、少しでも触れると全てネタバレになってしまうので触れませんが、大満足の内容でした。これなら、ゆるキャン△を見た後でも十分楽しめます(笑)
視覚的にも、劇場を想定したカメラワークが、アニメでここまでできるのか！と思わせるぐらいの迫力で、さすがの別格感があります。
気に入った個所は数多くありますが、一つだけネタバラシすると、いくつかある旧作品へのオマージュの中で、宇宙戦艦？ヴンダーと同型姉妹艦同士の決戦のシーンでかかる音楽が、東宝特撮でもマイナーな部類に属すると思う「惑星大戦争」
（宇宙戦艦となった二代目「轟天」号が金星で侵略者の戦艦との決戦シーンがある）のテーマ曲のオマージュか、若しくはサンプリングしてそのまま使っていると思われるのにニヤリとさせられてしまいましたｗ
これはネタバラシしてもわかる人はあまりいないでしょう(笑)
あと、本作では、スズキの名車・SJ３０ジムニーが大活躍するのですが、
そういえばエヴァのTVシリーズに、原子力で動くロボットJA（暴走するがミサトとエヴァ初号機で制止される）が出てきます。
JAといえば、ジムニーのSJ３０が２サイクルエンジンから４サイクルターボにモデルチェンジした時の型式がJA11V。JAというネーミングにジムニーの意識があったのかなかったのか定かではありませんが、自分は初めてエヴァを見たときに即座にジムニーを連想したことを思い出しました。
更に余談ですが、一回しか見ていないので完全に確認できていませんが、１カットだけ出てくるスーパーカブは自分が乗っているのと同じJA44でしたｗ
ともあれ、これでエヴァも一区切り。この後控えている「シン・ウルトラマン」も凄い楽しみです。
ところで、今回のエヴァは、本当に前作「Q」の続きなの？
確か前作の表題は「エヴァンゲリヲン新劇場版：Q」そして今回は「シン・エヴァンゲリオン劇場版：ll」ですね。劇場版の後にコロンが付き、そのあとに縦棒が二本？よくわかりませんが、楽譜の繰り返し記号のようにも見えます。「ヲ」と「オ」の違いも意味あるのかな？
まぁ、真偽のほどはともかく、そのようにもとれる可能性がいくつも内在しているのが本作の真骨頂なのでしょうね。