■地域活性に必要なこと
みなさん、毎日をエンジョイしてますか?
バリュー・クリエーター佐藤です。
最近、地域活性という分野にかかわっていて感じることですが、地域づくりに関する理念やビジョンが欠如していたり、曖昧であったりする地域が意外と多いことに驚かされます。
企業でも、理念やビジョンが欠如していたり、曖昧であったりする場合、業績が芳しくないケースはよくあることです。
地域づくりと同様に観光地づくりにおいても、理念やビジョンが重要なことは当然です。
観光地づくりが上手くいっているケースのほとんどは、観光地づくりにおける理念やビジョンが明確です。
理念やビジョンに基づき、目標を設定し、戦略を決め、戦術を駆使して、結果にこだわります。
これが、組織であり、そうでない場合は、単なる集団でしかありません。
最近、観光業界において観光協会改革が声高に叫ばれる中、上記のような仕組みづくりが求められます。
バリュー・クリエーター佐藤の講演会の中でも、ここに来て、観光振興における理念とビジョンの設定に関する演題の依頼が増えています。
観光関係者の中には、短期的な業績を急ぐあまり、こうした基礎的ではあるが重要な事柄を無視して、結果だけを追い求める方々がいますが、結果として短期的な業績さえ達成できないケースがほとんどです。
焦ったところで、どうにかなるものではありません。
そもそも、現状に至るまで何もしてこなかったツケが回ってきただけであって・・・。
そもそも、自分が大した努力もせず、他人任せで業績が良くなるわけがありません。
地域づくり、観光地づくりにおいては、少なくとも3~5年は理念やビジョンの浸透に時間を要します。
しかし、その3~5年が待てないほど、現状が疲弊しているというのも事実です。
それでも、その3~5年の基礎固めを行わない限り、奇跡が起こることはありません。
確かに、「下手な鉄砲も数打てば当たる」というように、偶々上手く行くというケースはあり得ます。
しかし、その偶々が起こる確率は宝くじに当たる以上に難しいものだと思います。
結局、努力し続けない限り、良い結果がやってくることはないのです。
そして、時間がかかることだからこそ、できる限り早く着手するべきなのです。
そういう意味で、最近、理念やビジョンづくりを掲げる地域や観光地は可能性を感じます。
多くの地域から色々なオファーをいただきますが、バリュー・クリエーター佐藤としては理念やビジョンを大切にするところを応援していきたいと思います。
あなたの地域は理念やビジョンがありますか・・・?