■スポーツ観光について
みなさん、毎日をエンジョイしてますか?
バリュー・クリエーター佐藤です。
「スポーツ観光で外国人客増加へ・・・」という記事が目に留まりました。
またもや、くだらない社会実験の開始です。
観光施策に手詰まりの観光庁が打ち出した「スポーツツーリズム」という訳の分からない概念に対する社会実験です。
日本のスポーツなどワザワザ海外から来て見る価値があるかどうかなど、一目瞭然です。
実証実験では以下のアホな施策が行われるようです。
■スポーツクリニックツアー
関東などのゴルフ場、スキー場のレッスンやスポーツ用品のショッピング
■スポーツ観戦ツアー
鈴鹿サーキットでのF1観戦を組み込んだツアー
日本ハムファイターズの試合観戦&大倉ジャンプ競技場の視察
これを海外の旅行業者を招いて観光商品の開発を検討してもらうということのようです。
アホな愚策とは、こういうことを示すのだと思います。
スポーツ大国のアメリカやヨーロッパであれば一流のモノを見たい、触れたいというニーズは十分あると思います。
それに比べ、スポーツ貧国ニッポンでワザワザ見るべき価値のあるものがあるのか・・・?
誰が考えても分かるはずです。
観光立国を目指すという無理な目標を達成するために、形振りかまわず、手当たり次第に・・・。
「本当に大丈夫か?」と心配になります。
戦略なき、思いつき施策は関係者を疲弊させるだけです。
日本の観光は国内観光でしか通用しません。
京都でさえ、今が限界なのですから・・・。
この辺りのことを、理解しない限り、こうした愚策に振り回されると思います。
少しは頭を使って欲しいものです。