■景気は回復しているのか?
みなさん、毎日をエンジョイしてますか?
バリュー・クリエーター佐藤です。
最近の新聞・TVの報道を見ていると、景気が回復してきたといえる数字が目に付きます。
個別の数字なので、それだけをとって、景気が回復したというのは問題がありますが・・・一方で、多くの数字に回復の兆しが現れてくると・・・。
あくまでも個人の意見ですが、徐々に回復しているように思えます。
国際的な観点からすれば、まだまだ不安要素がありますが、それでも以前に比べれば・・・。
政治が何もやらなくても、経済は回っていきます。
ただし、この回復基調の時に政治がやるべきことをやれば、もっと早く景気回復は進むと思います。
気になることは、報告される企業業績などに比べて、就職の問題は解決しているとは言えません。
就職できない方々が増えている中での企業の業績回復は本当の意味での景気回復ではないと思います。
また、国民年金保険料の納付率が60%割れするような状況にあっては、とても景気回復とはいえないと思います。
以前に比べれば回復基調にあることは間違いありませんが、「景気が良くなった」というには程遠いレベルです。
今年の上半期だけを見れば回復という言葉を使いたくなりますが、下半期の状況次第だと思います。
下半期もこの回復基調が続けば、来年度は本格的な景気回復が期待できるかもしれません。
その時に、就職の状況にも改善の兆しが見られるようならば、本物だと思います。
ただし、あくまでも対前年ということであって、好景気というレベルではないので注意が必要です。
「いい時代」に戻るまでには、時間がかかりそうです。
この時間を如何に短くするかが経営者たちの腕の見せ所だと思います。
ここに本来は政治が・・・。
政界再編でもない限り、期待はできません。
せめて民間がやることを邪魔しないで欲しいものです。
9月の中間決算の状況に期待しつつ、消費動向にも注目していきたいと思います。
頑張れ、ニッポン!