■一次産業の将来について
みなさん、毎日をエンジョイしてますか?
バリュー・クリエーター佐藤です。
本日、あるTV番組で農家の方々が国会議員に対して現状を語っているシーンがあり、とても考えさせられました。
簡単に言えば、食料自給率を維持または向上させるために、どれだけ無駄な税金を使っているかという問い掛けです。
更に、農家の方からは「食料自給率0%では何がいけないのか?」という質問まで飛び出していました。
その方は農業をやってきたが現在の年収は200万円程度とのこと。
そして、2人の息子たちには、とても農業を継いでくれとは言えずに結局サラリーマンを進めたとのことです。
これは特別なことではなく、農家だけのことではなく、日本の一次産業全体の問題のような気がします。
こういう現状に対して、政治や行政がやってきたことは・・・。
TV番組では民主党の政策がやり玉に挙がっていましたが、これまでの自民党政権下でも・・・。
安全・安心ということだけなら、輸入品であっても検査がきっちりと為されていれば問題はありません。
今でも60%は輸入品なので・・・。
美味しい食材という点においても同様です。
この問題と一次産業の保護とは別次元の問題だと思います。
国内産業を保護していくという点において否定する気はありません。
しかし、保護の在り方については・・・。
例えば、農家の収入が低いからと言って、単に収入を補助するような方法は何の問題解決にもなりません。
一概に、工業製品と比較はできませんが、厳しい現実という意味においては町工場も同じだと思います。
生産したものを、如何に価値あるものとして、十分利益の出る価格で売るかが重要なのであって、それをカタチにするのが政治であり、行政の仕事だと思います。
その仕組みを作るために一時的に税金を投入するというのは理解できます。
これまでのように、単に生活の面倒をみるというような方法では・・・。
将来も同じことをやり続けることになります。
それは、税金を払っている者たちからすれば・・・。
本気で一次産業の将来を考える時だと思います。
難しい課題ではありますが・・・。