■HISの決断に・・・
みなさん、毎日をエンジョイしてますか?
バリュー・クリエーター佐藤です。
HISが正式にハウステンボスの経営に着手することが公表されました。
九州の関係者一同はホット胸を撫で下ろしていることだと思います。
新聞紙面では「3年後に黒字」というタイトルが踊っていました。
一方で、基本合意書の中に「撤退条項」が明記されるなど・・・。
HISの今回の判断に社内でも賛否両論あるようですが・・・。
最後は、トップ判断ということのようです。
個人的には、当面の延命措置にしか見えませんし、黒字化は無理だと思います。
仮に、黒字化したとしても、ハウステンボスとしての面影は消え、単なる商業施設としての成功という結果になるような気がします。
全ての関係者がお荷物という意識でしか見ていないハウステンボスを真の意味で再生できるとは思えません。
全員が口を揃えて「九州観光に必要」といいますが、関係者だけの想いであって観光客からすれば今更期待しているとは思えません。
計画の中に、東洋一のアウトレットモールとありましたが、「今更そんなものが必要か?」と・・・。
結局、ビジネス的な黒字化の手段としての選択であり、ハウステンボスというテーマパークとしての尊厳を完全に無視した施策です。
長崎県や佐世保市の対応にも多くの問題が山積です。
責任を取らない方々の今を乗り切るための決断に県民や市民は心底納得できるのか・・・?
今後、地域住民の見識が問われることになりそうです。
個人的な見解ですが、長崎県や佐世保市の観光を今のようなダメな状況に追い込んだのはハウステンボスに対する対応です。
ハウステンボスの存在が大きすぎ、他に目を向けなかったことが最大の失敗です。
更に言うならば、宿泊施設の努力不足という点もありますが・・・。
観光立県でありながら、魅力的な宿泊施設が育たない県が長崎県です。
特に、個人客に対しては・・・。
宮崎県も同様ですが・・・。
共通するのは、テーマパークなど大型施設に期待しすぎたことです。
その結果・・・。
失ったものを取り返すには、相当な覚悟と投資が不可欠です。
今回のHISの決断からは、残念ながら、それらを感じ取ることができませんでした。
どうなる、ハウステンボス!
今後の動向を見守りたいと思います。