■ハウステンボスの問題 | バリュー・クリエーター奮闘記

■ハウステンボスの問題

みなさん、毎日をエンジョイしてますか?

バリュー・クリエーター佐藤です。


本日の新聞の1面に「HTB支援HIS断念へ」という記事タイトルが大きく躍っていました。

※HTB=ハウステンボス


最終的にどうなるか分かりませんが、僕の感想としては予想通りという感じです。


内容を見てみると、施設修繕費が最大300億円ほどになる見込みで、予想していた100億円を大きく上回ったため、このままでは厳しいということのようです。


HISの試算では、これだけの投資をした場合、回収は難しく、黒字化が困難とのことです。


今後は、この修繕費を誰かが負担する可能性を探り、最終的に判断が下されるという流れになりそうです。


一方で、問題は期限である3月末までに解決しなければ実質的にはハウステンボスは破綻となります。


現在の親会社である野村プリンシパル・ファイナンスは既に経営から撤退する方針を決めているので、本当に厳しい状況に追い込まれています。


九州の経済界もHISに期待するとことが大きく、最後の頼みの綱だったため・・・。


こうした状況は十分予想されたことです。


そもそも、白馬の騎士のごとく現れたHISがこの事業に参入すること自体が「?」という感じです。


事業の多角化は本業のファンダメンタルズが相当強固でなければ無理です。


HIS自体、そんなに余裕がある企業かといえば・・・?


もちろん、勢いのある企業だとは思いますが・・・。


また、こうした事業については、経営者自体に相当な思い入れがなければ成功は難しいと思います。


そもそもが、黒字化が目標という時点で夢の無い事業であり・・・寂しい限りです。


多分、日本人経営者では無理だと思います。


夢とロマンを語ることで事業を成功に導くことができる企業家は日本には見当たりません。


しかも、これだけの大不況が続き、経済回復の見込みが無い現状では尚更です。


この件で思うことの1つに、報道などでは「ハウステンボスが閉園すると九州観光に相当な影響が出る・・・」という感じのことが言われていますが、本当にそうなのか・・・?と思います。


勿論、少なからず初期は様々な悪影響が出ると思いますが、マーケットとしては既に織り込み済みであり、長期的にみれば大した影響はないと思います。


ハウステンボスが九州観光を支えているという思い込み自体が問題です。


この程度の需要は他が飲み込みます。


長らくこの問題をウォッチしてきた一人としては、誰も責任を取りたくないために、誰かに責任を押し付け、「地元のため」といういい訳を使って延命措置を講じようとしているだけに見えて仕方ありません。


悲しい現実です。


いずれにしても、もうすぐ最終的な結果が出ると思いますが、これまでのような延命措置にならないように願います。


どうなることやら・・・?