■ポニョの港(鞆の浦)の件 | バリュー・クリエーター奮闘記

■ポニョの港(鞆の浦)の件

みなさん、毎日をエンジョイしてますか?

バリュー・クリエーター佐藤です。


「景観は国民の財産」という判決で、ポニョの港(鞆の浦)の景観が守られることになりました。


鞆の浦(広島県福山市)は万葉集にも詠まれ、人気アニメ映画「崖の上のポニョ」の舞台ともされる瀬戸内海の景勝地です。


バリュー・クリエーター佐藤も昨年視察に行った地域ですが、本当に景観が素晴らしく、感動すら覚えた地域です。


当時から、今回問題になっている埋め立て架橋事業で揉めており、生活の便利さのために歴史・文化的な景観が失われる可能性を危惧していました。


結局、行政や市民間での話し合いで結論が出ずに、法廷論争に持ち込まれたことは悲しい現実だとしか言いようがありません。


生活の便利さを訴える側の気持ちも十分理解した上で、今回の判決は評価したいと思っています。


日本は、これまで上昇志向で「上」を目指すことだけを追求してきました。


バリュー・クリエーター佐藤が生活する福岡市などもその典型です。


一方で、京都に代表される一級の観光地では、ヨーロッパに代表されるように歴史・文化を大切にし、まちづくりに活かしてきました。


要するに、「上」を目指すのではなく、「奥」を追求する姿勢です。


勿論、生活が便利になることは現代社会において重要なことでありますが、単に「上」を目指した結果、失うモノの大きさに気がつかないケースが目立ちます。


バリュー・クリエーター佐藤は、今回の論争がどういう結論になるか見守ってきました。


結果として、期待した判決が出たことでホットしています。


この判決の背景には、宮崎駿監督の影響が相当影響しているように思います。


正直言って、「崖の上のポニョ」がなければ、今回のような判決がストレートに出たかは「?」です。


地元の熱意を宮崎駿監督が「崖の上のポニョ」という映画で後押しした結果のように思います。


そう考えると、文化人の世論jに与える影響というのは絶大です。


世論に影響されすぎるのは良くないと思いながらも、今回のような案件では、良いことだと思います。


僕は「崖の上のポニョ」は見ていませんが、実際の鞆の浦を訪れ、地元の方々の話を聞き、あの素晴らしい景観を脳裏に焼き付けているので、殊更、今回の判決は嬉しいです。


また、今回の判決は歴史・文化に基づく「まちづくり」を進める地域や、景観を守ることを「まちづくり」の基本戦略に掲げる地域にとっては、とても重要な判決になりました。


この後、行政が控訴する可能性もありますが、果たして世論の声をどう受け止めた上で行動するかが気になるところです。


今回の判決にホットしながらも、今後の進展を見守りたいと思います。