■末期症状の観光地 | バリュー・クリエーター奮闘記

■末期症状の観光地

みなさん、毎日をエンジョイしてますか?

バリュー・クリエーター佐藤です。


100年に一度の大不況が地域経済の疲弊に拍車をかけています。


本日の新聞で某観光地が原発誘致を検討しているという記事が気になりました。


この観光地は、自然環境や歴史などの良質な観光資源を有しながらも、都市圏からのアクセスが悪く、時間距離的に不利な地域です。


全国的にも有名になった宿泊施設もありますが、他は・・・?


市の決算状況も、この6~7年で半減したとのことで、基幹産業が完全に地盤沈下している地域です。


当然、観光も基幹産業の1つです。


同地域では、過去に放射性廃棄物の最終処分場の誘致をめぐりもめた経緯があり、今回の原発誘致問題も本格化すれば・・・。


こうした件が問題化する背景には地域経済の崩壊があります。


市の予算が半減している状況では、原発誘致などに手を染めないと立ち行かない現状があるようです。


問題は、この地域が観光地であることです。


観光地というのはイメージを大切にするべきで、そのイメージが崩れた時は末期症状に陥っていると言っていいと思います。


そもそも時間距離的に不利な状況にある地域が、大切にしなければならない観光地としてのイメージを自ら崩すことは観光産業を基幹産業から外すことに他なりません。


勿論、地域が生き残るために必要な措置ということは理解できます。


観光地のイメージを守った結果、地域全体が崩壊したのでは、本末転倒です。


気になることは、この問題の行く末が決まるまでの時間です。


当然、地元住民の意見は賛成・反対に割れると思います。


それゆえ、通常は意志決定までに相当の時間を要します。


その間にも観光客はこの地域から離れていくのは確実です。


こうした問題が表面化している観光地に行っても、観光客にも地元のギスギスした空気が伝わってくるので、満足感は得られません。


悲しい現実です。


これが、末期症状の観光地の姿です。


観光地として都市圏から時間距離的不利にある地域にとっては、悩ましい現実です。


バリュー・クリエーター佐藤も数年前に同地域の宿泊施設のコンサルティングで月に数回通っていましたが、その頃から、地域の疲弊ぶりには驚かされるばかりでした。


その頃から、観光地としては末期症状であったのかもしれません。


残念です。


今後の行く末を見守りたいと思います。