■インバウンドに思うこと | バリュー・クリエーター奮闘記

■インバウンドに思うこと

みなさん、毎日をエンジョイしてますか?

バリュー・クリエーター佐藤です。


観光振興に関する仕事に従事していると避けては通れないインバウンド(海外からの誘客)ですが、これから更に大きなポイントとなってくることは間違いない事実です。


10月に設立された観光庁もインバウンドに全精力を向けているという感じです。


確かに、観光に関しては、国内需要は今後増える方向にはなく、海外からの需要に期待するしかないの実情だと思います。


日本の場合、海外からの誘客といっても、アジアからの誘客に期待するしかありません。


福岡市などは、アジアからの誘客に躍起です。


バリュー・クリエーター佐藤の予測では、観光地は今後2つの選択を迫られると考えています。


1つは、インバウンドに本格的に取組む地域。


2つめは、インバウンドを受け入れず、国内シフトを強化する地域。


どちらが正解ということは言えませんが、中途半端なことはやらない方が身のためだと思います。


インバウンドを受け入れるならば、相応の覚悟と体制が不可欠です。


これまで、目先の金に目がくらみ、インバウンドを受け入れ、結果として大した成果を得ることができなかった地域は数知れず・・・。


観光というのは、受け入れ側が完全に受け入れる体制を整えていないかぎり、観光客の支持を得ることはできません。


現在、国内の誘客に苦戦している観光地のほとんどが、日本人の期待する観光地としての完成度が低く、受け入れ態勢が未熟なところが大半です。


こうした地域が、インバウンドの需要に飛びつき、小手先のおもてなし体制で受け入れたため、結果として「日本の観光はつまらない」というイメージが出来上がっているのも事実です。


例えば、こうした地域はアジアという括りでアジア各国からの観光客を捉えていますが、国によって様々な異なる事情があり、それを全て満足させるということは基本的に無理です。


更に言えば、日本人でさえ満足におもてなしできないような地域がインバウンドなんて・・・?


需要があるのは事実です。


一方で、その需要に十分に応えられるような地域は稀少です。


一宿泊施設として立派にやっているところは存在していますが、地域全体となると・・・?


ここがインバウンドの限界であり、今後の課題でもあります。


インバウンドを受け入れるならば、相応の準備をしていく必要があり、それなりの投資が不可欠です。


また、インバウンドこそ、広域連携という概念が必要になってくると思います。


インバウンドの場合、連泊が基本となり、九州で言えば、福岡市でさえ1日で十分な感じです。


福岡市の後で同じレベルで受け入れ可能な地域を探すのは大変です。


国のインバウンドに関する考え方や目標や施策が間違っているのではなく、それに対する地域の認識と覚悟が甘いということと、アクションが遅れているということだと思います。


本気で需要をお金に換えようと思うのであれば、一刻も早く体制を整える必要があると思います。


または、インバウンドを受け入れないと選択するのも正解だと思います。


いずれにしても、判断を誤らない意思決定が問われるところです。