■ディズニーランドの件 | バリュー・クリエーター奮闘記

■ディズニーランドの件

みなさん、毎日をエンジョイしてますか?

バリュー・クリエーター佐藤です。


先日の報道で福岡市へのディズニー進出が撤回されました。


第二キャナルの核として期待され、福岡の観光についての核としても期待されていただけに関係者の落胆は計り知れないようです。


一方で、東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた入場者数は2008年の上半期で対前年107%という過去最高の数字を記録したと発表されました。


流石、ディズニーといったところでしょうか?


今年の上半期は様々な要因で全国的に観光施設が厳しい状況に追い込まれている中、ディズニーだけは不況の風を全く感じさせないのは驚きです。


これだけの集客力を誇る商業・観光施設は他にありません。


このディズニーが福岡市に進出すると聞いたとき、ほとんどの方が喜んだと思います。


バリュー・クリエーター佐藤は、これに対して厳しい見方をしていました。


それは、東京ディズニーランドを凌ぐような施設が造られるのであれば、大歓迎ですが、一商業施設の核テナントという程度では、一時的なブームはあると思いますが、その効果は限定的だと思います。


要するに、福岡に行った時に楽しむ施設にはなり得るけど、福岡に行く目的としての施設にはなれないということです。


簡単に言えば、インパクトに欠けるということです。


報道によると、ディズニー本社が相当ハイレベルな施設を要求したため、投資額で折り合いがつかなかったとのことです。


これに関しては、ディズニー本社の要求は正しいと思います。


中途半端な施設では失敗するという予測をしているのだと思います。


特に、福岡市を対象地に想定した場合、九州だけでなく、西日本一帯、アジア一帯を商圏として想定するのは当然のことです。


そう考えた場合、ディズニー本社が想定しているものと、地元がイメージしているものとに大きな差が生じていたのだと思われます。


ディズニーは単なるアミューズメント施設とは異なるということをもっと理解しておくべきだったと思います。


多分、オリンピックを誘致するのと同じくらいのエネルギーを注ぐ必要があり、そこまで理解できないまま思惑だけが先行したという感じでしょうか?


今の福岡市の経済状況では、東京ディズニーランドを凌ぐような施設誘致は不可能です。


また、市内中心部にそんな場所を確保できないと思います。


もし、アイランドシティを最初からディズニー誘致として考えていれば・・・?


土地利用に関して福岡市はもっと頭を使うべきだと思います。


「ビジョンもなければ、戦略もない!」


場当たり的な施策で結果として負の遺産だけが積みあがるという構図は見ていて虚しくなります。


行政主導の限界かもしれません。


地元財界に関しても・・・。


東京一極集中が加速する中、地方再生&地域活性が全く進まないという現状を反映しているように思えます。


地方は日本的視点で物事を捉えている間は再生&活性は厳しいと思います。


地方に必要なことは、物事をグローバルに考え、東京を凌ぐ展開を行うことです。


お金は内容さえ良ければ世界中から集めることが可能です。


地元財界という狭い範囲でお金のことを考えていること自体、発想が・・・。


全てにおいて、お金は問題ではなく、発想が問題なのだと思います。


このことを理解できない限り、ディズニーのようなグローバルな会社を相手にできないと思います。


ディズニーを、世界をもっと知るべきです。