■ガソリン高と景気減速の影響
みなさん、毎日をエンジョイしてますか?
バリュー・クリエーター佐藤です。
日銀鹿児島支店の報告では、NHKの大河ドラマ「篤姫」による今年1月-7月の鹿児島県内の経済効果が当初の見込みより下回ったとのことです。
当初は、他地域の大河ドラマの集客効果を基に、対前年8.6%アップで見込んでいたようですが、結果としては日帰りで8.4%、宿泊で3.9%に留まったとのことです。
日銀では、その原因を、ガソリン高や景気減速の影響と見ているようです。
全国の観光地が対前年20%~30%近くダウンしているという状況にあっては、それでも素晴らしい結果だとは思いますが・・・。
同じ鹿児島県内でも、公共交通機関で移動しにくい霧島地区はガソリンが急騰した5月以降が伸び悩んだとのことです。
最近、よく耳にするのは、同じ観光地でもクルマでしか行けないような地域については落ち込みが激しいようです。
その前に、景気の減速により、観光&レジャー自体のニーズが冷え込んでいるという厳しい現状があると思います。
毎月のように物価の上昇が続く状況にあっては、観光&レジャーの計画を立てること自体が家庭の中で避けられているように思えます。
国の経済対策がどうのこうの言われていますが、例え減税が実施されても観光&レジャーに回る前に、別の目的に使われることは明白です。
こういう状況になると、完全に各観光地の観光客の奪い合いになるのは確実です。
その時に勝ち残れるのは、圧倒的な強いコンテンツを持つ地域か、消費者ニーズを捉えた新たなコンテンツ開発に成功した地域だけです。
厳しいからといって、何も行動に移さない地域は確実に・・・。
今後のキーワードは「日帰り観光」かもしれません。
日帰り観光は、どうしても観光地では敬遠されます。
それは、観光産業の担い手が宿泊施設中心であったからです。
ところが、日帰り観光の推進は宿泊施設にとって致命的です。
一方で、それが消費者ニーズでもあります。
日帰り観光を戦略的に捉えることができる観光地は、ガソリン高や景気減速の影響を回避して、厳しい現状を打開できる可能性は高いと思います。
もうひとつの考えとしては、「地域内需要の戦略的掘り起こし」というのが考えられます。
これについては、別の機会に方法論を含めて紹介してみたいと思います。ご期待ください!