■観光分野の再生ビジネスの窮状
みなさん、毎日をエンジョイしてますか?
バリュー・クリエーター佐藤です。
本日の新聞で「スペースワールド 社員を半減」という記事が掲載されていました。
生き残りをかけて経費削減に取組み、その分を設備投資に資金回すとのことです。
経費削減はどんな企業であっても、どんなに好調であっても経営的には常に取組むべきことだと思います。
だた、人件費に手をつけるとなると・・・。
特に今回は、全国的に観光施設の再生を手がける加森観光グループがこうした措置を取ること自体が驚きです。
これまで社員の雇用を維持してきた加森観光グループでさえ、こういう状況ということは・・・。
加森観光グループと言えば、8月末に運営から手を引いた別府市の杉の井ホテルの件も気になります。
最近、バリュー・クリエーター佐藤のところに入ってくる情報では、観光分野に関して再生を手がけている企業そのものが苦戦しているとのことです。
恐らく、ここ数年間で投資した分が回収できない状況に陥っており、好調であった本業自体も折からの不況の波を受けて身動きが取れなくなってきているのでしょう。
スペースワールドに関して言えば、テーマパークとしてのコンセプトが世の中のニーズに合っていない感じがします。
そもそも、世の中的にテーマパーク自体が受け入れられなくなっています。
テーマパークはお客を愉しませるために、常に投資が必要で、投資できなくなった時点で終わりです。
ただし、人件費に手をつけるような状態では・・・。
テーマパークは「テーマパークに行きたい」と思って行くのではなく、「行くところがないから、テーマパークでも行こうか・・・」というような感じで選択されているように思えます。
所謂、積極的選択ではなく、消極的選択です。
恐らく、積極的選択で選ばれるのは東京ディズニーランドとユニバーサルスタジオくらいだと思います。
また、少子高齢化が進む中で、果たして現在のようなテーマパークが必要とされていくのかは疑問です。
テーマパークは一度落ち目になると、いくらテコ入れしても浮上するのは難しく、投資資金を回収するのは困難です。
それでも、中途半端に集客できるので、ダラダラと生き残っているというのが現実です。
再生ビジネスを謳う企業が苦戦している中、仮にその企業が手を引いた場合、地域にとって更に厳しい現実が待っています。
テーマパークのない地域の方が幸せかもしれません。
地域活性における観光分野の重い現実です。
バリュー・クリエーター佐藤としては、日本全国のテーマパークをディズニーランドとユニバーサルスタジオが運営するような再生であればテーマパークとして生き残れるかもしれないと考えます。
観光施設再生の雄・加森観光グループが今後スペースワールドをどういう風に変えていくのかが見物です。
できれば、大人が楽しめる施設になってくれればと思います。