■呼子のイカ問題に思うこと!
みなさん、毎日をエンジョイしてますか?
バリュー・クリエーター佐藤です。
本日の新聞で「イカのまち・呼子苦境」という見出しの記事があり、地元でも有名なイカ料理店が民事再生法を申請したということが掲載されていました。
先日、唐津観光協会を訪問した時に、「呼子に行ってもイカがない」という風評被害に困っているという話を聞いていただけに・・・。
別の地元有名店でも昨年よりも二割程度客足が減っているとのことです。
その理由の一つに、原油高に伴うガソリンの高騰でマイカー客が激減しているということが書かれています。
別の理由としては、呼子のイカブームが去ったとの見方もあるようです。
多分、両方だと思います。
特に、後者の方が問題だと思います。
ここ最近の九州における各観光地の状況をヒアリングしてみると、大方、対前年二割減という感じです。
呼子に限ってのことではありません。
だたし、時間距離的に都市部から離れている地域の落ち込みが激しいことも事実です。
一方で、温泉ブームが過ぎ去った後、各温泉地が苦戦しているように、集客コンテンツが顧客ニーズに合わなくなり、集客が落ち込んでいるケースがあります。
呼子のイカについては、このケースと同様で、イカを中心とした集客プログラム自体が顧客ニーズを捉えられなくなってきているのは事実だと思います。
確かに、呼子に行って新鮮なイカを食べると、美味しいのは事実です。
ただし、福岡市内の居酒屋などでも十分に新鮮で美味しいイカを食べることはできるようになっているため、競争優位性を保てなくなっています。
こうした状況は、食材に頼ってきた集客プログラムの限界を提示しています。
要するに、ブランド食材という集客コンテンツが機能しなくなっているのです。
バリュー・クリエーター佐藤は、数年前からこうした状況を見越して、素材に頼る集客プログラムからの転換を呼びかけてきました。
残念ながら、結果として、変化できないまま厳しい状況に陥っているケースが多く見られます。
逆に、強い素材コンテンツを持っていない地域はこれからがチャンスです。
例えば、食に関して言えば、ブランド食材は今後必要ありません。
それよりも、地域性を活かした単純に美味しい料理が重要です。
観光客は食材を食べに来るのではなく、美味しい料理を食べに来るのです。
ただし、そこに地域性というものが付加されないと、魅力を感じてくれません。
ご当地グルメがブームになっていますが、これについても食材一辺倒から現在は地域性を取り入れた料理方法(食べ方)などに移行しつつあり、それに乗り遅れると、全ての努力が無駄になります。
呼子のイカ問題は、他人事ではなく、「今そこにある危機」であることを自覚するべきでしょう!
あなたの地域は大丈夫ですか?
集客が減っている真の課題を理解しておかないと、ガソリン価格が下がっても集客は戻りませんよ!