■長期滞在型観光の現状 | バリュー・クリエーター奮闘記

■長期滞在型観光の現状

みなさん、毎日をエンジョイしてますか?

バリュー・クリエーター佐藤です。


昨日の西日本新聞に長期滞在型観光2事業報告として「おとなの長旅」「九州さるく」に関する記事が掲載されていました。


ツーリズムと同様、全国の観光関係者が厳しい現状をなんとか打開しようと縋る様な思いで期待しているのが長期滞在型観光です。


おとなの長旅も2年目に入り、実証実験とはいえ、そろそろ成果を問われる時期に来ていると思います。


新聞記事によると、参加者の満足度は高かったが、情報発信やターゲットの見直しが課題とのことです。


そもそも、団塊世代の大量定年をにらみ長期滞在型観光の普及を目指したようですが・・・。


九州の8つの地域で6泊7日の日程を中心に23プランを開催し、結果として91人が参加、60代が約半数とのこと。


結局、有名温泉地でのプランに人気が集中し、離島での釣りやヨットでの集客は苦戦したとのこと。


関係者の解説では、本来獲得したかった団塊の世代は動かず、6泊7日の日程を敬遠し、4泊5日への変更も見られたとのこと。


バリュー・クリエーター佐藤としては、実験事業とは言え、余りにも酷い結果を聞いて呆れています。


以前から主張しているように、そもそもツーリズム同様、長期滞在型観光は日本人のメンタリティ&ライフスタイルに向いていません。


更に言えば、団塊の世代を含む年配者にはそもそも向いていないと思います。


年配者に「日本人の発想を捨て、明日から欧米人の発想に切り替えよ!」と言っているようなものです。


彼らには日本人的な「観光」が合っています。


また、団塊の世代に対する過剰な期待が関係者のマーケティングを鈍らせています。


普通に、マーケティングを行えば、団塊の世代というものは幻想に過ぎないということが分かるはずです。


「団塊の世代が定年退職し・・・」ということは、単なる現象であって、それ以上のものではありません。


定年退職したからといって、急に長期滞在型観光に行くかと言えば・・・。


最も、マーケティングと称し、つまらないアンケート調査をすれば、「定年退職したらゆっくり旅行に行きたい」という回答は得られます。


でも、それって・・・。 実際のアクションは異なります。


観光分野以外でも団塊の世代を対象に色々なアプローチがなされましたが、ことごとく玉砕しています。


ところが、レベルの低い日本の観光関係者は未だに幻想に取り付かれています。


行政主導の事業の限界です。


日本で3泊4日以上の長期滞在が可能な地域は京都と東京のみです。


日本人の長期滞在は海外に任せ、日本は「1泊2日」o「r日帰り」を基本とした観光を掘り下げるべきです。


日本人は日本人であって、一定年齢に達したからといって急に欧米人にはなれません。


無駄な投資をする前に早く気がついて欲しいものです。