■過疎対策の難しさ
みなさん、毎日をエンジョイしてますか?
バリュー・クリエーター佐藤です。
本日の新聞に以下の記事が掲載されていました。
- 福岡県赤村が村内の空家情報を集約して移住希望者に紹介する過疎対策事業「空家バンク制度」が一件の契約が調わないまま暗礁に乗り上げている -
記事によると、転入希望はあったが、貸す側の所有者が新住民の受け入れに様々な懸念をいだいたことが原因とのこと。
この村の主政策のひとつがグリーンツーリズム運動とのこと・・・。
この赤村と同様の問題で苦しんでいる地域は全国にたくさん見られます。
過疎化で出た空家を利用して、定住人口を増やそうとする政策ですが、考え方自体が稚拙で、どう考えてもうまくいくわけありません。
過疎化した地域に好き好んで定住しようと考える人は極少だと思います。
そもそも、その地域に相当な魅力がない限り、いくらPRしても厳しいと思います。
何故ならば、そんな地域は全国に有り余っており、余程の理由や相当な魅力がない限り、わざわざ選んでもらえるはずがないのです。
今回は、そういった中で県内外から32件もの移住希望者があったので、赤村自体にそれだけの魅力があったのだと思われます。
しかしながら、所有者側との協議が物別れに終わり、最悪の結果となりました。
こうした結果が報じられると、「やっぱり田舎暮らしは難しい」という風潮に拍車がかかります。
実際に、TVや新聞で報じられる成功事例はほんとうに極稀な事例であり、大半がうまくいっていないのが現実なのです。
ここに、地域活性=過疎対策と設定した場合の難しさがあるのです。
新聞の解説に「粘り強い説明が必要・・・。十年サイクルで考えなければ・・・」とあったが、そんなことしていたら過疎化が加速し、限界集落、消滅集落になってしまいます。
バリュー・クリエーター佐藤的発想に立てば、過疎地域には新住民を受け入れるための新ルールを先に設定するべきだと考えます。
その新ルールは地元住民にとって少し窮屈なルールになる可能性もありますが、新住民の受け入れを希望するならば、それ相応の覚悟は必要です。
移住希望者は受け入れ地域のルールに従う必要があるという認識は当然持っていると思いますが、余りにも生活しづらい状況が予測されると、別の場所を検討しはじめると思います。
要するに、それほど、地域間に差別化を図るほどの魅力的な要素は存在しないということだと思います。
それゆえに、妥協と歩み寄りが必要なのです。
地域活性に必要なことは、妥協と歩み寄りです。決して主張だけでは生き残れません。
単なる主張は「頭を使っていない証拠」であり「売れない営業マンの行動」と同じです。
地域活性は頭を使って、冷静な行動が必要です。みなさん、熱い想いは必要ですが、それだけでは地域は活性化しませんよ!