■環境偽装? | バリュー・クリエーター奮闘記

■環境偽装?

みなさん、毎日をエンジョイしてますか?

バリュー・クリエーター佐藤です。


昨年、食品偽装が世の中を騒がせたのは記憶に新しいとこですが、今度は「環境偽装」が流行り(?)のようです。


年賀ハガキの古紙配給率で偽装が発覚し、郵政に納入していた業者全てが偽装を行っていたとのことです。


加えて、コピー用紙についても偽装が発覚し、業界全体を巻き込んだ環境偽装の様相を呈してきました。


製紙業界大手が中心となった業界ぐるみの犯行のようです。


食品ほど直接的な影響はないけど、業界で当然のように行われているということに対して驚くばかりです。


古紙の利用については環境に配慮した製品を流通させることを目的に国や独立行政法人などは古紙配給率100%のコピー用紙購入を義務づけています。


そういう意味で今回の問題は「環境偽装」と言われているようです。


こんな偽装をして何の得になるのかと考えたのですが、多分、古紙利用はコスト的に割高で業界としては本来やりたくないことなんだと思います。


一方で環境問題を盾にされると、従うしかなく、しかも国が率先して古紙100%のコピー用紙の利用を促進すれば大手企業も追随せざるを得ないと思います。


製紙業界にとってみれば、負のスパイラルが止まらなくなり、結果として偽装ということで難を逃れようとしたのだと思います。


そして、偽装がばれて、大騒ぎになった。


食品偽装も最初の頃は「えー、マジ!」って感じでしたが、年末頃には「今度はどこかなぁ?」って感じでした。


環境偽装については製紙業界全体を巻き込んでいるので、今後どういう顛末になるのか分かりませんが、業界にとっては痛いしっぺ返しを喰らうこと間違いなしです。


結果として、偽装により獲得した利益が簡単に吹っ飛ぶくらいの影響が考えられます。


船場吉兆があそこまで追い込まれたことを考えると、業界として今後どういう対応をしていくかによってマイナスの影響を最小限に抑えることが可能になると思います。


危機管理という言葉はビジネスの中で使われるようになって久しくなりますが、全く前進していないのが現状です。


「やばい」と分かっていても、やめられない事情と苦悩。


食品偽装問題の時、製紙業界各社はどんな気持ちで傍観していたのでしょうか?


正義を信じて社内告発しようなどと考える従業員はいなかったのでしょうか?


赤信号みんなで渡れば・・・的な発想だったのでしょうか?


ここまでくると、全ての業界、企業を疑ってかかるのが世間の常識みたいなことになりかねません。


倫理観など唱えることが馬鹿らしく感じてしまいます。


それでも企業には倫理観が大切で、それを唱え続けるのが経営者の仕事で、それを遵守するのが従業員の義務だと思います。


そういう世の中であって初めて競争が成り立つのだと思います。


今年は、「偽」から「信」の年になればという願いも、年明けそうそうに打ち砕かれました。


でも諦めずに、世の中がよくなることを信じていきたいと思います。