■フルキャストの件 | バリュー・クリエーター奮闘記

■フルキャストの件

みなさん、毎日をエンジョイしてますか?

バリュー・クリエーター佐藤です。


人材派遣大手のフルキャストが事業停止命令を受けた件、報道での情報しか知りませんが、また急成長企業の問題です。


これまでにも、急成長企業が大きく飛躍する過程において、社会的に問題のある方法を使ったため、その反動で社会的制裁を受ける事件がありました。


僕が在籍していた(株)リクルートも同様です。


ある業界で他企業よりも抜きん出る場合、瞬間的に無茶をしてしまうことはよくあります。


ただ、それが社会的に違法とか、倫理的に問題があるとかいう場合、当然、社会的制裁を受けるのです。


経営者の問題といえば、それまでですが、会社全体のシステムの問題だと思います。


コンプライアンス(法令順守)という言葉が普通に使われるようになって久しいと思いますが、問題を起こし、社会的制裁を受けないと、真の意味でこの言葉を理解できないのかもしれません。


フルキャストのコメントを見ると、「全社を挙げて再発防止に取り組みます」とあるけど、一旦成長を止めてでも取り組まない限り、難しいと思います。


コンプライアンスを社内に浸透させるには、相当な時間とパワー(コスト含む)を要します。


現在の成長を期待しながらでは、無理だと思います。


ただ大きくなることのみを追求してきた企業が成長を止める勇気を持てるかがカギです。


一旦立ち止まって、自分達の行ってきたことを振り返った時に、以下に無茶なことをやり続けてきたかに驚くでしょう。


真の大手企業と呼ばれるところは、こうした経験を何度も繰り返しながら成長してきました。


逆に言えば、起業してから常に順風満帆で成長し続けている企業はないと思います。


ここ数年、急成長企業が問題を起こし、社会的制裁を受けるケースが目立っていますが、現在、優良企業といわれているところも、成長する過程では、大なり小なり、同様のことはあったはずです。


最近、問題を起こした急成長企業がどこまで立ち直れるか、誰が立ち直すのか、どういう方法で立ち直すのか、お手並みを拝見したいと思います。


この問題を乗り越えてこそ、真の一流企業と言えるでしょう。