■伊勢丹&三越
みなさん、毎日をエンジョイしてますか?
バリュー・クリエーター佐藤です。
百貨店の経営統合の動きが加速しています。
遂に、伊勢丹と三越が経営統合という話まで出てきました。真相はまだわかりませんが、業界をとりまく現況から考えると、あっても不思議でないことだと思います。
経営統合しなければ、成り立たないほど、百貨店業界は売り上げが低迷しています。
問題は、経営統合することで、この状況を改善できるかということです。
僕は改善できるとは思えません。言い方は悪いかもしれませんが、延命治療のように見えます。
百貨店という業態自体が世の中のニーズに合わなくなっているにも関わらず、そこに抜本的に手を入れずに、経営統合という分かりやすい手法でパイを奪い合うことに終始する。
これって、将来的にはNO1が勝ち残り、それ以外は全て負け組みという、バブル崩壊以降に色々な業界で見られた構図ですよね。
その結果、全体のパイは縮小している業界ばかりが目立ちます。
こういう業界に共通しているのは、世の中のニーズと業界の考え方がずれていることです。
要するに、その業界自体がなくなっても、世の中はそれほど困らないという事実に気づいていないのです。
全体のパイが縮小しているということは、世の中に必要とされていないということに他なりません。
その状況下で、経営統合をしても、その場しのぎの延命策でしかありえません。
顧客マーケティングを謳っていながら、出てくる戦略が・・・?
商売の基本はお客さまのはず・・・? ですよね?
どこに視点を置くべきかを考えて、その方法が顧客に喜びを与え、結果として業界全体のパイが大きくなる方法を考えるのが、経営だと思います。
個人的な意見ですが、百貨店は業態転換を視野に入れた上で、経営統合を考えるべきだと思います。