■暗黙知について! | バリュー・クリエーター奮闘記

■暗黙知について!

みなさん、毎日をエンジョイしてますか?

バリュー・クリエーター佐藤です。


みなさん、「暗黙知」という言葉を知っていますか?


一時期、「ナレッジマネジメント」という言葉が流行った時期にビジネス書などでよく見られた言葉です。


ナレッジマネジメントとは「知の共有」を通じて、合理的に効率的に物事を遂行しようとするマネジメント手法です。


ナレッジマネジメントを実施するにあたって、課題となってくるのが、暗黙知の取り扱いです。


「暗黙知」とは、その人個人の感や経験に基づく知識で、言語化したり、図式化したりすることが困難なもののことを言います。


通常マニュアル化できているもの、マニュアル化できるものについては、ナレッジマネジメントが可能ですが、暗黙知については、その情報を収集すること自体非常に難しいとされています。


例えば、某大手航空会社では近々約100人ほどのパイロットが定年を迎えるとのことです。


この場合、ベテランパイロットが持つ感や経験に裏打ちされた、マニュアルには載っていない知識(スキル)が、危機管理上(いざという時の)最も必要なものだったりします。


これを、今後どのように受け継いでいくのかが企業としての大きな課題となっています。


団塊世代の大規模な退職の裏には、労働力不足の問題と同時に暗黙知の継承の問題が存在しているのです。


最近あまり使われなくなったナレッジマネジメントという言葉、実は暗黙知がナレッジ化できたいために骨抜きのままになっているのが現状です。


優れた企業は暗黙知をナレッジ化する努力を常に継続しているか、暗黙知をテクノロジーにより過去のモノとして捨て去る努力をしながらこの問題をクリアしています。


みなさんの会社では、暗黙知はどのように扱われていますか?


みなさん個人に会社が必要とする暗黙知があるのであれば、それを有効活用できるように提案してみることで、自らのバリュー・アップになるかもしれませんね?