【11月2日(木)】
今日はいよいよ、抗がん剤初回の点滴。
とにかく楽な格好をしていこう…と考えたのち、最終的にはほぼパジャマ姿で行く。いや、病院に病人が行くんだから、おかしくはないでしょう。
夫は朝、送ってくれた。迎えにもきてくれる。ありがたい。
熱を測り、血圧測ってから採血となる。
前回先生から、両側手術しているから、点滴は足からするけれど、採血はリンパ節取っていない右腕ならよいとのことだったが…、血圧は????
どうしようか、となり、今回は看護師さんが足で測ってくれた。ただ、採血いいなら、たぶん次回から血圧も普通に右腕でいいよ、と看護師さんは言っていた。
足は、バンドも大きなものがいるし、数値も高く出るので、色々やりづらいんだろう。
1時間ほど待って、採血の結果問題なし。
いよいよ、化学療法室へ。
入ったら、明るい看護師さんが応対してくれた。
ベッドと椅子があるけど、ベッドが今日は満杯で、椅子でいいですか?とのこと。
椅子といっても、スーパー銭湯のマッサージ椅子みたいな?なんか居心地よさそうな椅子。テレビもついている。机もついている!
飲み物とか食べ物とか、自由に持ってきていいとのこと。冷蔵庫もあるし、とのこと。
すごい、この部屋!
制吐剤の薬を飲んだら、30分ほど待ち時間。
飲み物、買いにいって良いですか?と聞いたら、全然OKとのことで、飲み物を買いにいく。
点滴しながら…食べ物はちょっと。というか、制吐剤とか今のまなかったっけ?なんか食べて吐いたらどうするの?
でも、食べてる人がいる。そんな平気なの?
30分したら、主治医がやってきた。
どっちの足が良い?と聞く先生。
いや、どっちでも一緒でしょ、と思わずツッコミ気味に言いそうになるけど、どちらでもいいです、とおとなしめに言ってみた。
すると私の足をみながら、どっちかなー、あ、ここだなー、と言って、素早く針刺し。あっという間に完了。うん、大丈夫そうだね、じゃあ頑張ってね、と、立ち去る先生。
看護師さんと二人、スゴい、先生スゴすぎ、と感動。
何がスゴいって、手術の麻酔のとき、麻酔科医が失敗した上に超痛かったあの足からの点滴が、ビックリ仰天レベルで、全く痛くない!!!しかも、速い!!
点滴ひとつとっても、スゴい腕の先生だ。
そして、点滴が普通にはじまった。
そして、スマホで漫画を読んでいたら…いつの間にかといってもいいくらい点滴は終わりに近くなっていた。
薬剤師の先生が、副作用のことなど、色々と説明してくださった。この方もとても穏やかな口調で、真面目そうな方。なんだか安心できた。
その後は特にふらふらすることもなく、普通。
お昼ごはんを買って、夫と家に帰る。
ちょっと、怠いかな。緊張していたせいなのか、なんなのか。まあ、想像していたような、吐きそうで気分悪くて、なんてことは皆無。
しかし。午後は寝ていようと思ったが、寝られなかった。興奮しているから?モヤモヤしたまま、身体はちょっと怠いので布団でゴロゴロ。
夜ごはん、この日は夫にやさしめなものにしてもらった。吐きそうになる、なんてことはここでもなし。
夜中。いや、眠れない!なんだこりゃ?
入院中くらい寝られない。
制吐剤を調べたら、ちょっと寝られなくなるようなことが書いてあった。
まあ、そりゃ完璧な薬なんてないよね。
眠れないけれど、吐いたりするよりは圧倒的にまし。
調べていたら、眠れるアプリなるものがあることをしる。ためしに使ったら…ホントに寝てしまった。