超高齢化社会においては、介護を必要とする人の割合が必然的に高くなります。要介護者に認定されるための要件としては、入浴や排せつ、歩行などが自力では困難ということがあり、介護度数が中度になると、起き上がりや寝返りが自力ではできない状態という要件も入ってきます。ずっと同じ姿勢のままで寝ていると、身体の特定の部分のみに圧力がかかりすぎて負担が大きくなり、血流も悪くなってしまうため注意が必要。血流の悪化は床ずれの原因になるばかりではなく、心臓や肺といった重要な器官の機能低下にもつながる恐れがあるため、大変危険なものなのです。

自分の力で寝返りを打てない人の身体の向きを変えることを体位変換といい、基本的には2時間以内に体位を変えることが重要です。体位には大きく分けて、立っている状態の立位、座った状態である座位、寝ている状態を表す臥位の3種類があり、様々なパターンの体位変換があります。その中でも最も基本的で、介護職の初心者が最初に覚える体位変換のパターンが仰向けから横向きに変える動き。

どのパターンの体位変換のときにも大切なのが、必ず要介護者に声がけをし、心の準備をしてもらうこと。また、身体の構造をよく理解することで、少ない力でも体位変換ができるようになります。要介護者だけではなく、介護する側の負担の軽減にもつながるため、意識して取り組みましょう。摩擦を減らすためにベッドと身体が接する部分を少なくするなどの工夫をすると、より少ない力でスムーズに行えるようになります。詳しいコツは関連サイトをご参考ください。