最近はやりの妖怪アニメはキャラクターは丸くて、頭が大きくて、目が大きくて、とても子ども受けするキャラクターになっています。
他の子ども向けのキャラクターもほとんどはそういった形をしています。
でも、水木さんの書く妖怪達はそんなことはなくて、気味が悪いという妖怪本来の性格も持ち合わせた絵になっていると思います。
でも、子ども達、好きですよね。うちの子どもも、何の抵抗もなくおどろおどろしい雰囲気の昔のアニメを大好きで見ていました。
あの人柄でしょうか、絵からも伝わるものがあるのかもしれませんね。
廣岡が、水木さんで思い出すのは、NHKのドキュメンタリーです。
内容は妖怪でも、戦争体験でもなくて、「好奇心」についてでした。
その内容は、大まかに言うと、遺伝子によって好奇心の強さが決まっているのではないかというもの。
科学系のドキュメンタリーです。
脳細胞上の、ある特定のタンパク質を受け取るレセプターの長さがDNAのある遺伝子によって決まっている。これが長いとそのタンパク質がうまく受け取れず、その脳細胞の働きの結果として新しいものに興味を示し続ける・好奇心がその人に強く表れる、というもの。
幾人か、人(良く覚えているのは引っ越しばかりしている人)が紹介されて、その人達のそのDNAを調べると確かにそうなっている・・・という具合に番組は進んでいきます。
その最後に登場したのが水木さん。
「国旗の先についていた金の玉がおいしそうなので食べようとした」
とか
「祠のご神体が気になって引っ張り出したらただの石だった」
とか
子どもの頃の強烈な好奇心のエピソードが紹介されたあと、DNAの解析の結果を・・・。
普通の人と変わらないという結果に。
確かに、遺伝子によってある程度のものは決まっていそうだけれども、人間はその置かれた環境や状況によっていくらでも変化しうる、という話でまとまりました。
「音楽的才能」など、能力は生まれつきのものだと考えられる方が多いと思います。
身体的なものを始め、そういったものもあると言うことは否定しませんが、こちらが環境を用意すれば、子どもたちの能力はそれを遙かに超えていってしまいます。
身体的なものですら、克服していきます。
目が見えなくても足音だけで人を判別できたり、耳が聞こえなくても楽器から発せられる振動で上手に楽器を演奏したり。
しかも、音楽の能力は様々な能力が複雑に絡み合って構成されています。
誰にも簡単に判別できるようなものではありません。
私たち大人が子どもの力を信じる。
まずはこれがすべてです。

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