★アニマル・セラピー★ | Pinkish Cheek

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モットーは”欲しいものはとりあえず作ってみる”


今日はCAPP活動をしてきました。

アニマル・セラピー(正確に言うとセラピーではないのですが)のボランティアです。

いつも琴と行く団体さんとは別の団体さんで、姫琴が最近行き始めた病院の先生が参加している団体です。

以前アニマル・セラピーを卒論のテーマにしてると話したら見学に誘ってもらったのです!


今日は見学なので単身で乗り込みましたが、病院で飼っている猫のそらえもん君を貸してもらいました。

ちゃぴえもんとそらえもんのペアで、いざ老人介護施設へ!




本来猫は犬よりセラピーに向かない動物で、生まれ持った性格によって出来るか出来ないか決まるそうです。

小さい頃にお母さんから、シャーッとやることを教わっていたり、人や犬などと触れ合っていない子はほぼ不可能。

のんびりして怒らず、怖がらない性格の猫だけがセラピーに参加出来ます。

犬はしつけ次第で誰でもセラピー犬になれるので楽です。

犬は生後2ヶ月から4ヶ月の間に社会化するらしく、その間に親と一緒に花火や人間、他の動物などをきちんと経験しておくことで、怖がりにならないそうです。

ただ、ほとんどがその期間をペットショップで親と離れて過ごし、ワクチンを打っていないからと外出もしないので、大体の子がビビリになるらしいです…

猫は社会化の期間が生後1ヶ月から2ヶ月で短いため、怖がらない子にするのも難しいとか。

そらえもん君たちは、小さな頃から病院の待合室で育ち、犬や人に構われてきたためにセラピーに向く子になりました。

病院から参加した動物は、そらえもん君の他に猫1匹と犬1匹。

3匹とも元野良です。

犬は河川敷に兄弟や親と8匹でいたところを保護され、その子以外は里親を見つけてもらわれていきました。

その子は病院の看護師さんが引き取り、セラピー犬になるための訓練中。

まだ4ヶ月のムクムクの可愛いわんこ。

どうしてこんなにきれいな瞳をした子たちが…?と思うくらいの美形わんこでした。


この団体では保護犬がセラピー犬として活躍しています。

保健所にいるところを代表の方が引き取りに行き、セラピー犬になるためのしつけをします。

特別なことはしておらず、怖がらずおとなしい子にするだけ。

団体の目標は
・処分を待つ犬たちを少しでも救うこと
・捨て犬でもきちんとしつければ良い犬になると世間に伝えること
だそうです。

代表の方はテレビの取材を何度か受けていて、私も以前その方が犬を保護してセラピー犬に育てる番組を観ました。

その時からお会いしたいと思っていたので、偶然病院の先生の繋がりで紹介していただき、今回一緒に参加できて本当に嬉しかったです!!

とてもエネルギッシュな方で、動物大好きで明るく場を盛り上げながら活動されていて、大きな刺激を得ました。

なんだか雰囲気がルルままさんに少し似ていて、ちょっと親近感…♡笑

甘えたくなってしまう方でした(*^^*)



活動では犬たちが特技(ボールキャッチとか脚を飛び越えるとか)を披露してから、それぞれお年寄りの所へ行き、抱っこしたり撫でたりしながらお話しました。

怖がって帰ってしまう方もいましたが、ほとんどが可愛いー触りたいー!

そらえもん君を膝に乗せると、一緒に寝たいなぁと言って、顔を赤くくしゃくしゃにして喜ぶ車椅子のおじいさんは、職員の方曰く表情を顔に出さない方だそうです。

こんなに話したの初めて見たよー!と職員さんが大喜びしていました。

こういう姿を見ると、動物ってすごいなぁと思います。

セラピーのことを話すと、嘘くさいとか、あー流行りの癒しね、と笑われることも多いです。

でもバカにしている人たちにこそ、見てもらいたいと思いました。

病院の先生曰く、施設にいるお年寄りは特に寂しいと感じている人が多いです。

そんな人たちは、動物とただ触れ合うだけで元気付られます。

温かくて柔らかい身体に触れながら、ハンドラーとお話をするだけで、寂しさを忘れることができます。

物が豊富で、1人になれば携帯をいじっている若者はそんな寂しさを知らないから笑うのだろうって…。

いざ年老いて本当に1人になったら、寂しい気持ちや動物と触れ合うだけでどれだけ幸せか分かるようになるって…。



セラピー活動が終わると、すごく疲れます。

元気を分ける仕事なので、ドッと疲れが出るのですが、その疲労感がとても心地好い。

オフ会の後みたいに、幸せな気持ちです。

ぜひ、多くの人に参加してもらいたいです。

もちろん、動物に負担をかけるわけにはいかないです。

苦手な子は無理にやらせてもお互いにとって良い結果になりません。

でもどの子も楽しそうに、飼い主さんたちに褒められて誇らしげに仕事をしていて、本当に良い活動だと思います。

CAPPは日本動物病院福祉協会が、全国80ヶ所で行っています。

もし興味があれば検索して、見学に行ってみてください。

動物の飼育の情報ももらえますし、しつけなど勉強になることが多いですよ(^o^)



ちなみに参加させてくださった病院の先生は、今度スタジオドッグランでセミナーをしてくださる先生です(^^)

漢方のことだけでなく、しつけの勉強もたくさんされている動物大好きな方なので、色々聞いてみてください。

セミナーに参加する方はノートを忘れずに!笑



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帰宅後の恐ろしいチェック…。

犬猫を大量に触ってきたので(^_^;)