代役

昨夜、以前お世話になったピアニストさんから突然の電話…

翌日のコンサートの共演者の方が急病とのこと

オフだった私は、急遽代役で出演することになってしまいました

ううう、どうしよ…と悩んでる間もなく、慌てて譜面を引っ張り出し、ピアニストの方に言われた曲を猛練習

今朝は不安な気持ちで会場入り

今日共演させてもらうことになった、メゾソプラノとテノールのお二方に、初めましてのご挨拶

昨夜決まった本番なのに、プログラムもバッチリ決まり、なんとチラシまで用意してくださってました

本番前半は、テノールのソロ、メゾソプラノのソロ、チェロのソロ

後半は、歌手のお二方と一緒に演奏しました

歌の方との共演は本当に久しぶりでしたが、やはり良いものですね

歌には歌詞があるので、音楽の感情をダイレクトに伝えられますよね

歌詞を考えながら演奏すると、こちらも自然と気持ちが入りやすいのですよ

アンコールはお客様も一緒に『ふるさと』を

急な出演者の変更にも関わらず、お客様たちは本当に温かくて、涙を流して喜んでくださった方もいらっしゃいました

さすがに準備期間が無さすぎたので、演奏に関してはとても納得できるものではありませんが、それでも気持ちを込めて演奏できた自負はあります

そんな思いを感じてくださったお客様がいらしたということは、何より幸せです

そして共演者のお三方とは、前から準備していたかのようなチームワークでこの演奏会を無事に終えることができ、本当にホッとしました

共演のお三方と、スタッフの皆さんに感謝いたします

今度はきちんと準備した状態で、今日のお客様に演奏を聴いていただきたいものです