昨日は小金井ガラコンサートでした

今年で3回目となるこのコンサートですが、どんどん知名度も上がり楽しみにしてくださっているお客様がいらっしゃるということは、本当に嬉しい限りですね

このコンサートは、小金井に縁のある音楽家を中心に編成されたメンバーで行われているのですが、私は全く縁のない地の人間なのに、マエストロ茂木さんが毎年のように声をかけてくださっております

年に一度なのですが、どんどん愛着がわいてきています

今回のソリストは、ヴァイオリニストの滝千春さんとピアニストの小山実稚恵さん
滝さんのベートーヴェンとスヴェンセンは、本当に美しい音色で伴奏しながら引き込まれるような演奏でした


まだまだお若いし、ベルリンではカブリロフ氏に師事しているそうで、今後ますます楽しみです

小山さんのショパンは、ショパンコンクールが推奨している、エキエル氏によるエディションでの演奏でした

このエキエル版、以前デュトワとアヴデーエワの共演の時に伴奏させてもらいましたが、普段弾き慣れてるものよりもオーケストレーションが薄く、結構痺れます

それにしても、日本を代表するピアニストの小山さん…、本当に素晴らしい演奏でした

コンチェルトで、ここまでのピアニッヒモを弾く人はいるのかしら
と思うほどの繊細な音色をたくさん使ってらして、伴奏するものとしても、細心の注意を払って、繊細かつ美しい音色を心掛けて演奏しました


めちゃくちゃ集中していたので、40分以上ある曲ですがあっという間に終わってしまいました

実は私がまだ小学生の頃、小山さんがコンチェルトを弾かれたのを広島に聴きに行ったことがあります

その頃は、クラシックに興味もなかったのですが、親がコンサートに連れて行ってくれたのです

全く専門的な事はわからなかったけど、なんだか凄くいい音楽を聴かせてもらったような気がして、とても心地よく、帰りに小山さんにサインを頂いてルンルンで帰ったことを覚えています

そんな小山さんと、こうして同じ舞台に立たせてもらえるなんて、本当に奇跡的ですよね

小山さんの伴奏は何度かさせていただいているのですが、今回はいつも以上にたくさんのことを感じる事ができ、私にとって思い出に残る舞台になりました

次回の茂木オケは、来月のいわき公演です

オール・チャイコフスキーのプログラムです

大変そぅ…
