おととい、
母の自転車が、駅の駐輪場で盗まれた。
日頃は、
自転車の盗難なんてよくあること、
と思っていても
いざ自分の母のことになると
ちょっと許せない気持ちで
いっぱいになってしまう
母は、「歩き」がきつくなってきているので、
少し距離のあるときは、
長年使用し、体になじんだ自転車を
ゆるくこいで用事を足していた。
そこは、巨大な自転車置き場で、
整備員もいるが、
毎日数台かの盗難があるらしい。
母が盗まれた日も
同じ時刻に女子高校生の自転車も
盗難にあっていて
その子は
「あれがないとほんとうに困るんです」と言って
泣きながら
駐輪場内を1台1台必死でさがしていたらしい。
いまごろは
アジアか北朝鮮あたりに輸出されているのか
喜寿(77歳)の人の「生活必需品」を
盗るなよな。