今日は、お仕事で、ある「介護老人保健施設」に行ってきました。
ここは、特養老人ホーム(介護老人福祉施設)ではないので、病状が比較的安定した人を対象に、「在宅復帰のため」の、リハビリ・慢性期医療・看護介護(限られた医療)を提供する施設(というたてまえ)です。
今日おじゃましたところはちょっと特殊でして、
「一般扱」のご老人は10人もいませんが、「痴呆症」棟には80人以上の方がおられました。
もちろん、病院も併設(というかグループ経営)されていました。
ちょっと仕事が長引いてしまい、お昼時にかかってしまいました。
そこで、
近代的で広い吹き抜けのスペース(食堂)に、目にいっぱい広がる風景の中で、数にして40~50名もの(いやもっと多いか)痴呆で、車いすの、お年寄りたちが、介護士の方々(こちらも何十人)から、前掛けなどしてもらいながら、スプーンでご飯を食べさせてもらっていました。うまく食べられなかったり、ただ声を出し続けているお年寄りもいらっしゃいます。
言葉には尽くせないものがありました。
これは「老後を決して人ごとだと思わない方がいい」と素直に感じました。
監査的なお仕事でしたので、事務長さんや主任の介護相談員、栄養管理士、運動療法士の方から山のように、書類を提出してもらいました。
たとえば「マニュアル」1つとっても、
「排泄介護」 「緊急時移送」 「苦情相談」 「事故対応」 「個人情報管理」 「非常災害」 「摂食嚥下障害」 「褥瘡(じょくそう)=とこずれ」 「認知症ケア」・・・・・書ききれないほど義務化されています。
いつ介護する時間があるのかというくらいの量です。
わたしは、金融機関にいたときも、開業して社労士等の仕事をしていても、まあ、こんなに大変なのは自分の仕事ぐらいだろうとずうずうしくも思ってしましたが、人がやっている仕事も、同じかそれ以上大変であるということが、こういう機会にこそストレートに実感します。
ちなみに、
入居しているお年寄りの方が、介護する方の責任ではなく、自己責任でけがや骨折(介護事故)をすることもあるのですが、
以前なら、家族の方からは
「うちの年寄りがご迷惑をかけました」と言われたそうですが、
今だと
「施設の中で起きたことはすべてそっちの責任だからな」と言われ、
すぐに訴えられたりするそうです。
子供の世界に起きていることは、ご老人の世界にも起きてきている世の中になっています。
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