創業時の資金のお話
思いつくのは、次の3種類がありますね。
①自己資金
②(業績にかかわらず)返済義務のある資金
③(業績に応じて)返還しなければならない資金
②は金融機関からの借入、③は投資家からの出資 のことです。
すべて①で済ますことができれば、それに越したことはありませんね。
でも、そんなことは、まず稀(まれ)です。
開業計画の中での、この「自己資金」の比重は、年々低下していっているような気がします。
お客様の開業計画を拝見させてもらうと、バラつきはありますが、以前は平均すれば「3分の1程度」は、自己資金があったような気がします。
それが、徐々に、「3割」になり、今は「2割代の真ん中か前半」って印象でしょうか。
もちろん、「オール借金」で開業しようと試みる、剛なお方もいらっしゃいます。
ところで、上の②と③は、コスト的には、どっちが安くつくのでしょうか?
借入は「金利」を支払うが、「出資」には金利がつかない・・・
だから③(出資)・・・・・ではありません。そんなシンプルではないですよ。
結果として、②(銀行借入)の方が安くつきます。
なぜならば、出資者と事業者(起業家)の利害は、往々にして、相反するからです。
そりゃそうです。一番簡単な図式が、
「もっと配当に回せ(出資者)」VS「留保したいとか報酬や給与で支出したい(起業家)」という図式。
出資者は自分が負うリスクの見返りを、当然に起業家に求めてきます。要は、「いろいろ口を出してくる」ということですわ。
もっとも、まったく口を出してこない投資家というのは、「何もチェックしていない」ということですから、これはこれでまたダメですけど。
(例外的に、「起業家の夢」を支援してくれるだけようなお方は別)
さて、これらに、「資金の柔軟性」をも考慮すると、資金の分類は、
①自己資金
②夢・ロマンに共感した出資金 親・親戚・友人からに借入金
(低コスト・強柔軟性)
③銀行等からの借入金
(低コスト・弱柔軟性)
④専門投資家・投資機関(ベンチャーキャピタル)
(高コスト・強柔軟性)
となります。
ちなみに、サラ金・商工ローンの類は「高コスト弱柔軟性」になります。
(~当然ですが、これで開業しよう、などとは考えない方が無難です)