ワールドグランプリ | バレーボールワールド     中西美雁の日々是排球

ワールドグランプリ


会見

マカオラウンドであっと言わせ、どうなることかと思いましたが、ファイナルラウンドでは「なるほど」と思わせるプレーも随所に見られたワールドグランプリ。

特に、栗原がサーブレシーブに入っていて「おんや?」と思いました。元々彼女はサーブレシーブも出来る器用さを持った選手だと思ってましたから、それまでの免除体制はある意味もったいないなーと感じていたので。

柳本監督は「大きな大会が続けてあるというときに、まず、OQTでは栗原のバックアタックを優先し、段階としてこの大会ではサーブレシーブを加えた」といったような趣旨のことを言われてました。

「木村が狙われる負担を減らす」という目的であると。
理にかなってるんじゃないでしょうか。


個人賞が最下位のチームから4名5つ出てるのは、正直結構微妙な気持ちになりましたが、これは数字で出たものなので素直に言祝ぐのがすじかな。
栗原のサーブなどは威力も変化もあって良いサーブだと思います。これが新ボールでどうなるのか…良い方に転んで欲しいです。サオリンのマジカルサーブといい。。。男子の松本の不思議サーブといい。。。

ジャケリネはなんで下げられてたのかなあ……
シェイラとジャケリネの髪ゴムが鮮やかなブルーでおそろいなので、同じ猫系の美形さん二人が両サイドから開いて黒髪をなびかせて助走に入るのを見るのが楽しかったのに。
ってつまらないことを気にしてすいません。

ギマラエスは日本の攻撃が速くなったことを誉めてました。後攻撃のスペースが広くなったんじゃないかということ、12番と1番(サオリンと栗原ですね)のバックアタックが奏功していたことも指摘してました。

会見で出た質問に、男子で金を取った時との今の心境の違いはというのがあって、コンプリートガイドで取材させていただいたときの「男子選手との指導法の違いは?」に対する回答と似た趣旨の回答、つまり「男子選手はバックグラウンドまでは気にかけなくて良いが、女子選手の場合は、私生活や体調までコントロールしないといけないからたいへんだ」という回答がなされ、女子選手の指導の、その辺りのことがよっぽど大変なんだなーと聞いていて苦笑しました。
男女両方の指導を経験した人に尋ねると、やはり苦労のしどころが違うみたいですね。