韓国戦会見レポ
・キム・サネ主将
今日の試合はあまり欲張らずに臨んだが、勝つチャンスもありながら、足りない点がいくつかあり負けてしまった。非常に惜しいと思っている。
第2セットはサーブレシーブが安定していたが、3、4セット目は欲張りすぎて、心が急ぎすぎた感じで、体がついていかなかった。
・キム・ヨンギョン選手
練習期間が短かったのが今回の結果に表れた。昨年の世界選手権と同じ展開で、2セット目の後のインターバル後、ムードが悪くなった。
私自身は手術をしたため、1、2週間前からの練習開始で練習不足、体力づくり不足だった。
(栗原選手についてどう思うかの質問に)
非常に巧い選手。実力もあるが、ファイティングがあり、声もよく出ているので、高く評価している。
・イ・ジョンチョル監督
難しい試合になると予想していた。日本の堅実でスピードあるバレーに対して準備してきたが、ケガ人がいたため短期間での準備となってしまった。キム・ヨンギョンは本人が話したとおりで、チョン・デヨンはボールに触ってない状態で開幕となってしまった。
今日の敗因はセンタープレーヤーと決定力の差だと思う。サーブレシーブが崩れると、悪い結果になってしまう。
しかし、OQTに向け、今から練習すれば、勝つ自信はある。
■日本
・竹下佳江主将
昨日に続き、序盤は苦しかったが、センターとサイドの攻撃をうまく組み合わせることができたと思う。
・高橋みゆき選手
自分の役割である二段トスをブロックが1枚しかない時に決め切れなかったのが反省点。自分がマークされるのはわかっていたが、相手ブロックの微妙な引いたり締めたりのタイミングが合っていて、それをずらしていけなかったのが問題。ベンチスタッフからデータをもらい、躊躇しながら打っていたが、3セット目からは自分の思った方向へ打つようにした。
・杉山祥子選手
試合の後半で持ち直したのはよかった。コンビが合わず、苦し紛れの場面もあったので、明日以降修正していきたい。
スパイクが決まらない時、スピードが落ちてブロックにつかれていた。テン(竹下)さんと監督に「スピードを意識して」と言われ、心がけていた。
・柳本晶一監督
昨日の反省点やセンターラインの課題は、今日の午前中の練習の流れの中で修正するのではなく、1本1本、自分たちのタイミングをチェックして試合に臨んだ。ゲームの中で調子が出なかった時は、その基準を思い出し、修正するように言った。出足がバタバタしてしまい、スタートから波に乗り切れないのが今後の課題。
杉山はスピードを心がけてくれていた。竹下もうまく使ってくれている。
木村のつなぎは無難にこなしているが、まだまだ要求に応えられるだけの能力があると思う。竹下がレシーブに入った際のセットアップもしているので、いい働きをしている。あとは竹下が前衛時の相手がストレートスパイクを打ってきた時のレシーブはもっと上げられるはず。
韓国の出来はアジア選手権の頃よりも集中している感じ。諦めない、粘っこいバレーを展開している。
日本はまだそれを「受けて立つ」というチームではない。出足から火花が散るような集中力がほしい。
今日は明日につながる1勝ができたので、明日のセルビア戦は開幕3連戦の総決算のつもりで戦う。




