ワールドグランプリ2007ロシア戦記者会見コメント
遅くなりました。
ちょっとばててました……。普通に歩いてるだけで熱中症になっちゃいますよね。
――18番についての印象を
ロシアキャプテン
日本のセンターはかなり身長も高いですし、大変良いブロックだったと思います。
それを打ち破ることは非常に難しかったと思います。
カプララ監督
今日は勝てて嬉しいです。勝つためにここに来たわけですので。
決してベストのプレーではありませんでしたが、次のラウンドのための準備のための時間が必要ですので、今日このメンバーで勝てたことは本当に嬉しく思っています。
試合ではミスが多くて、とりわけ全てのセットについてサーブミスが多かったが、徐々に修正できて良かった。
――ガモワ選手の不出場は怪我なのか、温存
カプララ監督
怪我じゃない。
メンバー選択の余地があったので、ガモワを休ませた。
――日本の印象を。今大会の日本はブロックの失点が多いんですが、それについて。
カプララ監督
(あえて通訳を通さずに英語で)日本チームはただ一つの問題を抱えている。
(ジェスチャーをまじえて)身長だ。
ディフェンスもスパイクも技術はある。
ブロックが出来ないのは、技術力ではなく身長の問題だろう。
――ガモワの他にゴーディナもスターティングから外れていたが。
カプララ監督
ガモワと同じ理由で休ませるためにスタメンから外した。
4番の選手があまりよくなかったので、ガモワよりゴーディナの方が途中からでもよくプレーが出来るので彼女を起用した。
竹下キャプテン
高さのあるチームとの対戦と言うことで、サーブで崩してという指示があり、思い切ってサーブを打っていきました。
高さのある相手にどう攻撃を組み立てるか
栗原
竹下さんと同じになってしまうのですけど、連続失点が多くなってくると、試合を進めていくのが難しくなってくると言うことを感じながらプレーしました。
高橋
今日のプレーだけにかぎらず、個人のプレーがレベルが足りなかったと思う。
庄司
昨日は高さにやられたという感じがしたのですが、その部分を変えていきたいという気持ちを持って
まだまだ自分のレベルを上げて行かなくちゃいけないというのも、大会を通して経験できたと思います。
今後にむけて、時間を大切に過ごしていきたいと思いました。
――今後の課題を
竹下
個人的にはしっかりとそれぞれに対するトスをきっちり上げられるようになっていくといいなと思います。
あとはチームとしてどう戦っていくか。チーム力を上げていくかという問題になると思います。
栗原
漠然とした言い方になってしまうと思うんですが、今日みたいな連続失点があるときに、もう一つふんばれるようになりたいです。
高橋
課題はやっぱり全てにおいてレベルアップしなければならないと思いました。
庄司
コンディションもそうですし、技術面でももっとレベルアップしていきたいと思います。
――自分がどれくらい出せたか
庄司
この大会を通して自分の評価は、まだしていないというか、まだまだこれからやっていかなきゃいけないことがあるなかなので、常に意識を高く持って毎日やっていくという気持ちでいます。
――昨日高さにやられて、今日はそこを、といわれましたが具体的には
昨日は自分自身の集中力がないなという気持ちがあった。
今日は、最後の試合というか、そういう勝ちたいという思いと、何とか自分の出来ることを精一杯やろうと。
アタック面では変化ということについて意識をして、昨日よりよくなるように、と思ってしました。
アタックの切り込みだったりとか、ブロックを利用したりというところをきをつけないと。
まだまだレベルを上げていかなければならないという思いです。
柳本監督
この大会を振り返ってみて、竹下も言っていますが、センター線をいろんなパターンでメンバーチェンジを試しました。選手にはその分攻撃の組み立てという面で、苦労かけたなと思います。
その中でもやっぱりこれは手応えがあるという選手、庄司とか、新しい戦力が確認できて良かったと思います。
高さに対する課題というのは、このグランプリは高さのあるチームと戦うことが出来たので、課題は明確に出来たのではないかと思っています。
昨年後半から取り組んできました、サーブの強化については、効果があったと思います。
いいところについては自信を持って、その他はチームを固めてピンポイントで、このボールが上がれば、というボール、その精度を上げていく必要があると思いました。
庄司については、本人も言っていますように、いろんな攻めのパターンを持っていること。非常にクレバーな子なんで、瞬時に流れを読んで、同じことを繰り返さない、
ただ地味なんで、あまり目立ちませんけど、つなぎとか、細かいところもいいんですよ。
あと必要なのは、国際大会を叩け射抜ける体力じゃないかなと思うんですよね。
本人も国内の意識しか持っていなかったと思うので。今までの意識じゃ足らないんだと。スピードや体力は身につけなければと。
2週目はやはり星勘定を考えたので、ああいうメンバーになりました。
――荒木について
2年 目はどんな競技のどんな選手でもそうですが、波があるもんなんです。1年目は勢いとかがむしゃらさでやれますが、データがそろってくる2年目、プレッ シャー、そんな中で、彼女にチャンスを与えていくことは、チームにとっても大きな財産になると思うので、我慢してスタメンで使いました。
――決勝ラウンドに行けなかったことは、今後を考えたときにダメージになるのか
柳本監督
できれば行くのがベストですが、行けなかったからといってダメージになるとは思いません。
――最大の課題は北京メダルですが、それに向けて。
柳本監督
世界のバレーは、どちらかといえばパターン化されてきているんではないかなと。イタリアのバレーが広まってきて。だから新しいことはやってこないと思います。大きく変化するとは思いませんので、このあとアジア選手権、ワールドカップで、精度を上げます。
高さに関しては、レシーブの位置取りだとか、つなぎなんかは、よくなってきています。世界バレーの時のようにノータッチで落とされると言うよりは、あと少し食らいつければ、という感じで成長したと思います。
ではどう勝つかという、この辺は楽しみにしていてください。