メッセージへの返信など。
夕方から素子さんの取材があり、アトランタ以前の全日本女子チームや日立についていろいろうかがったりしつつ、世界バレーについてもちょこっとおうかがいしてみたり。彼女によると「スーパーエースは、孤独なポジション」とのこと。
最後の1点を打ちきれば、全ての栄誉は自分のものになるけど、打ち切れなければ、一生それがついてまわる。
ところで、やっぱり女子と男子では用語がだいぶ違ってるみたいなので、男子畑の私の使っている言葉は、女子の世界ではちょっと意味が違ってたりするみたいで面白かったです。
ナンバープラスでも、「アナリストに聞く」記事で、「Aキャッチ」という言葉が出てきますが、自分的にはちょっと使いにくい言葉なんですよね。男子だと「Aカット」って言うんで。もっともキャッチもカットもいわゆる和製英語で、FIVBの用語だと「レセプション」ていうんですけど、「Aレセプション」て日本でいってるのってあんまり聞いたことないんですよね…。
ただ、やっかいなのは最近のルール改正で「キャッチ(正しくはキャッチボール)」てのは、従来の「ホールディング(ちょい最近はヘルドボールだったかな?)」と呼ばれる反則の正式名称になっちゃったんです。
だから、キャッチしたら…ほんとは反則なんですよ……。まあもともとの意味からしてもそりゃそうなんですけど。
でも女子の現場では今でもふつーに「キャッチ」って使われてるので、柳本さんもタイムアウトの時とか「キャッチやでーキャッチやでー」って仰ってますし、解説とかでも「キャッチが乱れましたね」とか言ってますね。
その辺どうなんだろうなと思って編集さんといろいろ相談してたんですが、私の書いた記事中では「キャッチ」、ただし、Tさんが執筆した用語コラムのところで、キャッチとカットとレセプションについて説明してもらうことで落としどころとなりました。
そのうち何らかのガイドラインが策定されるとよいですね。
ちなみに、Tさんが担当した用語や歴史コラムのところで、バックアタックについてのトピックスがあったんですが、大体私たちがバックアタックについて説明を書くときって、ほとんど定石で「ポーランドのヴォイトビッチ」が創始者、みたいになってたんですよ。が、慎重を期すTさんからジョナサンで原稿煮詰まり中の私に電話が入り、「なんか大古さんが創始者っていう説もあるみたいなんですよ…」
煮詰まり中の気分転換も兼ねて、そんなら本人におききしちゃえ! とばかりに大古さんに電話。相変わらずの大古節で
「ああ? バックアタックだあ? 君らはすぐ、ヴォイトビッチ、ヴォイトビッチとばかりいうが、あれだぞ。別にその前から横田さんや私は打っておったんだぞ。だけどな、戦術としてとりいれたのは、ポーランドだな。しかし、別段ヴォイトビッチだけの特技だったわけじゃなくて、スコレックだかスコーレックだかいうもう1人もやっとったんだぞ。ポーランドはその戦術をもって世界選手権やオリンピックで輝かしい栄誉をだな、かちえたわけだ。世界一になるにはだな、それくらいのなんだ、人とは違った独創性と(以下略……)」
と何となくどっちの説も100%間違っても正しくもなかったことが分かりました。へぇ~。聞いてみるもんですよね。
あとメッセージやお問い合わせについて
テクテク地蔵ならぬテクテク大仏ことデイネキンは、ディネイキンではないのですか?
んー、パンフにはデイネキンて書いてあるんで、とりあえずそれに準じてます。
でもアレ結構原語での読み方とは違うみたいですね。イタリアのチェルニッチ・マティくんなんかは「チェルニック・マタジ」と、なんか全然違う人のようになってますし。
まーそのへんは、公式ガイドをいつも協会からお受けされてる文化出版さんにおたずねくださいマシ。うちで制作するようになったら(まずないだろうけど)、なるべく正確になるようがんばります…イスラム圏とか東欧とかは…わかんないけども。
名前の読み方といえば、4年前加藤の取材でイタリアに行ったときに、パスカル・ラファエルにも突撃取材を試みてちゃんと受けてもらえて一安心だったんですが、その際に。
「あのさ、日本人はみんな僕のことを『パスカル』って呼ぶだろ? 僕の名前は『パスクアル』だから。君はちゃんとそうやって書いてくれよ」
「え…でも、公式パンフレットで『パスカル』って書いてあるから、基本的にはみんなそれに準じるんですよ。パスクアルじゃ誰のことか分からない人も出てきちゃうかも知れないし、ネットで検索しても出てこないですし」
「そんな理屈は知らないけど、僕はパスクアルだから。じゃあこうしよう。君がパスクアルと記事で書いてくれるまで、僕は君のことをみくわりと呼ぶよ(ウインク)」
「そ、そんなまくわうりみたいな呼び方はいやだーーーー」
といった出来事があって、紙媒体で、私が表記について決定権がある場合は「パスクァル」と書くようにしてるのでした。
テクテク大仏さんも「自分はデイネキンなどではない」と抗議してきたら…考えますです。
ヮ→儿├〃(ニl£、オレィ干l£ィッ/ヽoィ乗っτますヵヽ→?
えーと…これ、文字化けしてるんですかね?
でもなんか微妙に読めるというか…ワールドになんかが載ってるかどうか聞かれてるような気もするんですが、どなたか解読できる方いらっしゃいましたら教えてくださいマシ。
あ、もちろんこれ送ってくださった方がもっかい送ってくださるのでもいいんですけども。
『TBSさんはもったいないことしたよね』って、世バレってそれなりに視聴率よかったんじゃないんですか?
ああ…書きかけで下書き状態のまま放置してあるエントリが増えてきてしまった……。
そのうち書き上げたら公開設定にします。一つ言えるのは、男子大会の視聴率、従来のバレーの国際大会と異なりF1,F2層ののびが悪かったのでは、と推測しています。私は世代別視聴率とかわかんないので、推測でしかないんですけどね。その辺が入手できたら続きを書きます。
ワールドの在庫を教えてください。
vol.1がだいぶ少なくなっていますが、今のところvol.1~vol.5まで全部ございますよ。あ、ちょっと不思議に思ってるのが、なんかvol.5+vpl.2っていう組み合わせのご購入が世バレ以降えらい増えてるんですよ。おかげでvol.2がいったん配送委託先にあった在庫が切れてしまってあわてて送り直すまで、vol.2を注文された方へのお届けがちょっと遅れてしまったほどでした。
vol.4とvol.5とかだったら最新2つ(って言っても4出したのはそろそろ1年くらい前だけど)なんでわかるんですけど、なんで2こあけてvol.2? 表紙買いで松永を気に入ってくださった方がそんなにいっぱいいたとも思えないし。
まあ何にせよ在庫がはけるのは大変ありがたいので、内容等ご質問がありましたらどんどんおたずねください。
写真は、世バレ最終戦の時の素子さんと、タイムアウトあけの全日本男子の面々。
それから、「やっぱり加奈は、他の日本人選手にはないパワーを持っているから、帰ってきてくれるといいね」と言われていた加奈ちゃんの、今年のグランプリでのサーブシーンより。
広島でチゾラとしゃべってる加藤王子様の写真も…と思ったんですが、なんかHDの中からめっからなかったのでまた今度。
